細雪
大阪船場の四姉妹の日々を描いた、谷崎潤一郎の小説。
格別の盛り上がりもなく淡々と進むおはなしですが、
「こいさん」「ごりょんさん」「~しやはった」などの船場ことばや、
阪神間の地名や店名、風習(?)がごろごろでてくるので、
関西初心者のための入門書としてもおすすめ。
巻末の注解には、
『昭和5年に運転を開始した超特急「燕」は、東京・大阪間を8時間で走っていた』とか、『阪急京都線の前身は新京阪鉄道の路線』とか、『渋谷は明治時代までは東京郊外(豊多摩群渋谷村)だったが、昭和7年に東京市に編入された』とかの「へぇ~」なネタもいっぱいです。
こちらは1983年に映画化されたもののDVD版。
女優陣やお着物が華やかです(って、まだ見てないんですが)。
(追記)映画見ました~。
吉永小百合さんの、キレイでおとなしいけど、
ちょっとずぶとい雪子ちゃん、よかったです。
古手川さんの妙子も イメージぴったりでした。
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