おとりさま
浅草生まれのユキエさんに案内していただき、
鷲神社(おおとりじんじゃ)&長國寺の「酉の市」へ。
「酉の市」というのは、11月の酉の日に各地の鷲神社で
開運や商売繁盛を願って行われる祭礼。
関東地方を中心に江戸時代から伝わる、お正月を迎えるための年中行事、だそうです。
(関西だと「十日戎」が、これにちょびっとだけ似ているかしら?どうかしら??)
境内には、宝船や大判小判、お多福などが飾られた
「縁起熊手」を売る露店がぎっしり(@_@)。
参拝の人もいっぱいで、鳥居をくぐってから拝殿まで、
ぎゅうぎゅう詰めになりながら10分くらい並びましたが、
人波にもまれながら、露店のかけ声や手締めの音を聞いていると、
「今年もあとちょっとがんばるぜ、こんちくしょー」みたいな
ハイな気分になってきて、なかなか楽しかったです(笑)。
大きな熊手は、手に入れる財力も置き場所もないので、
ミニミニサイズの縁起熊手と「寿鷲丸 福とりストラップ」をゲットです。
これで福も財も縁もがっつりゲット!・・・だといいなあ(←ちょっと弱気)。
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酉の市には、熊手以外にも縁起物があって、
「切山椒」という餅菓子もそのひとつだそう。
境内にも売ってるお店はあったけど、
今回は浅草寺仲見世通りのお店で買ってみました。
◆金龍山浅草餅本舗 切山椒 600円
「切山椒」というのは、上新粉に砂糖と山椒の粉を加えて練ったものを
薄く延ばして短冊形に切った餅菓子、だそう。
ほにょんとやわらかくて甘い餅生地に、
山椒の風味がキリッと効いていて、後口さわやか。
ちょっぴりオトナのお菓子って感じで、クセになりそうなおいしさでした
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お昼ごはんは、浅草5丁目のこのお店で。
◆上海・広東小皿料理 広華(こうか)
千束通りからちょこっと入ったところにある中華料理屋さん。
750円からあるランチメニューは、「八宝菜」、「生椎茸と鶏肉の醤油煮」、
「豚肉とキャベツの辛みそ炒め」、「ラーメンと半チャーハン」など。
他にも単品の麺類などもあって、あれこれ迷った結果、
「豚肉細切りとピーマンの炒め物」(850円)で。
メイン料理の他に、煮たまご、中華風冷奴、ザーサイ、サラダ、卵スープ、
杏仁豆腐付きで、けっこうボリューミー&オトク感バッチリ。
お味も、ほどよいこってり感で、お肉と野菜のバランスもよく、
とてもおいしゅうございました。
右の写真は、広華特製翡翠茄子(単品580円)。
きれいな色に揚げられた茄子に、とろっとした餡がからんで、
こちらもとてもおいしゅうございました。
今度は夜に行って、ビールや紹興酒など飲みつつ、
あれこれいただいてみたいなあ。
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浅草散策といったら、やっぱり和風甘味も食べなきゃってことで、
◆舟和本店喫茶室 抹茶あんみつ(790円)
芋ようかんやあんこ玉で有名なお店ですが、
「みつ豆」を考案し、「みつ豆ホール」を開設して
初めて喫茶店でみつ豆を出した「みつ豆の元祖」でもあるそうです。
抹茶あんみつは、寒天も蜜もあんこも、ぜーんぶ抹茶入り。
(上に乗ってるのは、抹茶アイスではなくて抹茶あんこ)
甘さとほろ苦さのバランスがよく、最後までおいしくいただけました。
敷き紙が酉の市バージョンなのも、ぐ~
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◆紀文堂總本店 うずら 1袋500円
浅草雷門通りにある人形焼きのお店。
ユキエさんが「おみやげに」と買ってくれました
(よく買っているお店だそう)
「うずら」は、餡なしの卵型人形焼き。
見た目からベビーカステラのような味を想像してたけど、
ぐぐっと噛みごたえがある生地と濃厚なお味は、
カステラというよりやわらかな瓦せんべいといったおもむき。
ひとつ、またひとつと手が伸びちゃうおいしさでした。
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戦前生まれのユキエさんも通っていたという小学校の近くを歩きながら、
学童疎開や東京大空襲の話を伺ったりも。
やっぱり平和がイチバン!!と思いましたですよ。
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