柱のきずは おととしの~♪
5月5日は端午の節句。
童謡『背くらべ』(海野厚作詞 中山晋平作曲)にも
♪粽(ちまき)たべたべ 兄さんが 計ってくれた 背のたけ♪
と歌われている「ちまき」ですが、
両親が新潟出身の私にとって、「ちまき」と言えばコレでした↓
(手持ちの画像に適当なのが無かったので、楽天にリンクしてます。)
でもって、大阪に来て、スーパーで見かけた「ちまき」はコレ↓
販売者は、愛媛県八幡浜市の株式会社あわしま堂。
形も違うけど、中身も、越後ちまきは、もち米が蒸されたもの、
大阪で買ったのは、甘~いういろうのようなものと、全然違う~。
この形のちまきは、祇園祭の時にも見たけど、
あれって飾るだけのものじゃなくて、食べられるものだったのかあ、とちょっとビックリ。
そういえば、埼玉にいる頃、こどもの日にスーパーでちまきなんて売ってなかったような・・・?
と思って調べてみたら、端午の節句に食べるものは、
地方によって、柏餅派と粽(ちまき)派、ふたつの混在派に分かれるらしく、
「図説 和菓子の今昔(青木直己・著 淡交社)」という本によると、
埼玉は柏餅派、新潟と大阪は粽派なんだそう。
(ちなみに。近畿地方でも兵庫や和歌山は柏餅派。
関西が全部粽派というわけではないのが、おもしろかったり)
粽そのものも、新潟タイプ、京阪タイプの他にも、いろいろな作り方があるみたいで、
包み方も、三角だったり、四角だったり。
鹿児島のあく巻は、羊羹のような四角形。
山形庄内地方の笹巻は、新潟と同じ三角形だけど、煮るときに木灰を使うので、お米の色が黄色に!(@_@)
ついでに、和菓子の老舗とらや(京都で創業、現在は東京が本店)では、
柏餅も粽も、関東と関西で中身を変えているという事も発見(@_@)
◇とらやブログ 端午の節句に『柏餅』と『粽』はいかがでしょうか
新潟のちまきは、きな粉をつけながら食べるので、
「ちまき食べ食べ」背を計ったら、あたりにきな粉がこぼれて大変だろうに、とか思ってたけど、大阪のちまきなら、そんなことにはならないんですね(^^;
ってことで、同じ「背くらべ」を歌っていても、イメージするものは、
地方によってかなり違うのかもしれません。
「背くらべ」の作詞者の海野氏は静岡県出身で、この歌の舞台も、2番の歌詞に富士山が出てくるから、たぶん東日本。
どんな粽をイメージして詞を書いたのか、気になります。
もっとじっくり調べたらおもしろいと思うけど、とりあえず今回はここまでっ(^^;
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【参考資料】
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