有頂天京都
「京の夏の旅」で特別公開されているお寺と、
TVアニメ「有頂天家族」の期間限定プレミアムショップを主な目的に、
京都をぶらぶら。
*-*-*
◆六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)
あの世とこの世の分岐点「六道の辻」に建つお寺。
アクセスには、「市バス206・100系統「清水道」下車、徒歩約3分」とか書いてあるけど、阪急河原町駅からでも、歩いて10分くらいで行けます。
普段は、境内に自由に入って散策できますが、
特別公開の期間は入り口に受付があって、拝観料は600円。
境内はこんな感じ。
左の写真は今回のもので、右の写真は、特別公開じゃないときに撮ったもの。
さあ、距離とアングル以外に違うのはどこでしょう?(笑)
答えは・・・左の写真に写っている、向かって左側の、白くて三角なテントっぽいモノ。
ふだんは扉が閉められている本堂ですが、
特別公開中はここから中に入って、
ガイドさんの説明を聞きながら、ご本尊や地獄絵や幽霊画を見学できるのです
(撮影禁止なので、写真はありませんが)。
そして、本堂奥の庭には、小野篁が冥界への行き来に使ったという「冥土通いの井戸」が。
撮影は本堂の縁側からしかできないけど、
庭に下りて井戸のそばまで行くことができます。
ちなみにこの井戸、
普段は、この戸のすきま↓(左写真)から、こーんな距離↓(右写真)でしか見られません。
他にも、最近発見されたという「黄泉(よみ)がえりの井戸」とか、
ご本尊の薬師如来坐像とか、閻魔堂(えんまどう)の閻魔大王像や小野篁像とか、
いろいろと公開されてました(これらも撮影は禁止)。
こらちは、あの世にまで音が響くという「迎え鐘」。
これも、左写真は今回ので、右の写真は特別公開じゃない時のものですが、
アングル以外に違うのはどこでしょう?(しつこい(^^;)
答えは、鐘をつくための紐の長さ。
前回行ったときは、短くたたまれてましたが、今回は、なぜかびろーんと下まで伸びてました。
ついてみたら、あの世まで届きそうな、不思議な響きがしましたよ
本堂には、アニメ「有頂天家族」のポスターが貼られていたりも。
「有頂天家族の登場人物(?)、下鴨家の次男・矢二郎が、
蛙の姿になって篭もっているのが、ここの「冥土通いの井戸」なのですよ。
矢二郎ファン(というかカエル好き)の私は、井戸の中がのぞけて大満足でした。
それにしても。
こんな風に、古いモノと新しいモノがごっちゃに存在してるってのが、なんか京都らしいですよね。
御朱印。
左の薬師如来さまのは300円、右の閻魔大王さまのは500円でした。
金泥の御朱印ってはじめていただいたけど、カッコイイっすね。
*-*-*-*
◆みなとや幽霊子育飴本舗
六道珍皇寺の近くにある、幽霊子育飴を売っているお店。
なぜ「幽霊子育」かというと・・・今から約400年前、亡くなって葬られた後、お墓の中で赤ちゃんを産んだ女の人が、お乳の代わりに赤ちゃんになめさせようと、幽霊になって飴を買いに来たことがあるから。
飴は、170g入りで500円。
見かけはべっこう飴のようだけど、麦芽糖を使っているということで、やさしくすっきりとしたお味の飴でした。
*-*-*-*
祇園四条から京阪線で出町柳へ
目的は、下鴨神社の境内にある休憩所「さるや」さんのかき氷
◆下鴨神社 休憩所 さるや 氷室の氷600円
一の鳥居の前にある休憩所。
世界遺産にもなっている糺の森の空気を感じながら、甘味がいただけます。
(蚊も多いので、気になる人は虫除け対策をお忘れ無く(^^;)
かき氷は、「鴨の氷室の氷」を再現したものだそうで、
雪のように真っ白でふわんふわん。
抹茶あずきは、緑の抹茶と、つやつやしたあずきが目にも鮮やか。
「黒蜜白玉」の方は、最初から氷に練乳がかけられていて、
溶けるのが早いので、手早くいただくのがオススメ!(笑)
どちらも、おかわりしたくなるようなおいしさでした。
*-*
下鴨神社は、現在第34回式年遷宮中ということで、
南鳥居の前には、「石拾神事 生石御祓い場(いしひろいしんじ おいいしおはらいば)」というのができていたりも。
書かれていた説明によると、
『御垣内(みかきうち=御本殿の周囲)の御石を敷き詰めた巖座(いわくら)を三年間清めることで、更に力強い生命力を乞い願う石拾神事によって集められた御石の御祓い場』だそうです。
平成二十七年の本遷宮までは、ここにあるみたいですね。
みたらし池は、足湯ならぬ足水?ができる夏仕様になってました。
*-*-*
枡形商店街をふらふらして、出町ふたばで豆餅を購入。
平日でも行列のふたばさん。豆餅(1個170円)は、間違いなし!のおいしさ。
*-*-*
出町柳から、バスで河原町三条へ移動
◆京都ロフト 有頂天家族プレミアムショップ
京都を舞台にした小説&アニメ(原作は森見登美彦)「有頂天家族」の期間限定(8/6~8/27)ショップ。
とりあえず、マイクロファイバー600円を購入してみました。
狸に戻れない矢二郎兄さん・・・
グッズの他に、台本や絵コンテ、パネルなども展示されていて、なかなかおもしろかったです。
最近のアニメって、セル画がないのね、と、年寄りのような事を思ったり。
(いや、実際、年寄りなんだけどさ(^^;)
チラシの裏は、聖地巡礼マップみたいになってましたよ。
夷川発電所とか、今度ゆっくり見に行こうっと。
◇有頂天家族(森見登美彦・著 幻冬舎文庫)720円
« 飛騨高山のお気に入り④+α | トップページ | ヒーローごっこ »
コメント