旧西尾家住宅のおひなさま
吹田市内本町にある旧西尾家住宅(吹田文化創造交流館)へ。
西尾家というのは、江戸時代に仙洞御料の庄屋を勤めていた家で、
この建物は、西尾家の第十一代と十二代によって、
明治中期から昭和初期にかけて建築・整備されたものだそう。
平成21(2009)年12月には、重要文化財にも指定されたそうです。
見学は無料。
通常は、ボランティアガイドの方に説明してもらいながら、
1時間くらいかけてじっくり見学するんだけど、
今回は、ひな人形の展示を見るのが目的だったので、
説明なしで見学させてもらいました。
参考までに、2008年に見学したときの記事はコチラ。
そして、昨年3月に、オリンパスE-PM1で撮った写真はこんな↓感じ。
(見学途中でカメラのバッテリーが切れて、庭園や離れや茶室が撮影できなかったので、記事にしなかった(^^;)
廊下と照明。
レトロ~なスイッチボード。
タイル貼りの配膳台と、手の込んだ配膳台の飾りなど。
:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+
で、今回の写真。
(カメラはPENTAX Q 02 STANDARD ZOOMを使用。
露出ミスで赤っぽくなっちゃった写真が多いですが)
玄関部(味々庵)に飾られていた御殿飾り雛。
昭和4(1929)年に京都島津で作られたものだそう。
「御殿飾り」というのは、最上段に御所の紫宸殿を模した「御殿」を作り、その中に内裏雛を飾るというもので、上方で主流だった飾り方だそうです。
御殿の中、向かって右に男雛、左に女雛。
*-*-*
座敷に飾られていた段飾り雛は、向かって右に女雛、左に男雛。
撮影禁止だったので、写真はないけど、
座敷の床の間には、西尾家の第十二代当主・愛太郎の子の誕生に合わせて贈られたという、京都・丸平製(おおっ、ここにも!)の平飾りのひな人形も。
気品ある顔立ちのおひなさまでした。
*-*-*
貴志康一生誕の間に飾られていたのは、段飾りの御殿雛。
御殿飾りだけど、向かって右に女雛、左に男雛が飾られていて、東西折衷な感じ?(^^;
今年は説明の展示がなかったけど、
昨年飾られていたものと同じなら、昭和13(1938)年に作られたお雛さま。
(右の写真は昨年のもの)
*-*-*
他にも、立ち雛や、掛け軸や、貝合わせなどが飾られていて、
ひな祭り~な雰囲気を満喫できました。
*-*-*
そうそう、昨年まで、貴志康一生誕の間の隅っこで寂しげだったいちまさんは、
髪をきれいに整えられて、座敷の床の間に飾られてましたよ。
よかったよかった。
去年のいちまさん
いちまさんがいたタンスの上には、
昭和初期のものというポーズ人形さんが飾られてました。
今回も、庭園や茶室や離れは見学せず、写真も撮らなかったので、
また機会を作って見学に行かなくてはっ。
« 中村軒のおひなさま | トップページ | 琵琶湖八珍四之膳 »
CHIKIさん,こんばんは。
こういう所,ゆっくり見学したいです。最近はどこに行くにもゆっくりできません。結構昔の建物や道具など好きなんですよねぇ。
関西の白いお雑煮,作り方をありがとうございます。いつか作ってみます。味噌の味が肝のようなので,きちんとそろえないといけませんね。そこが難しそう。
料理は結構好きです。といっても根がずぼらなのできちんとしたものは作れません。
昨日は宇都宮の方に出かけてきました。久しぶりで,心もすっきりとできました。しかし,少々疲れました。宇都宮遠いですぅ...。
投稿: あぶ | 2014.02.26 18:03
あぶさん>昔の建物とか家具とかって、見てるとなんだかホッとしますよね。
飯能市の文化財の「店蔵絹甚」という建物がステキで、ひな人形が飾られる時期にまた行こう!と思ってたんですが、行かないうちに大阪暮らしになってしまいました(^^;
宇都宮は、山登りに行かれたのですね。雪が残る山をひとりで歩くなんて、かなりスリルがありそうですが、気持ちもいいでしょうねえ。
古い建物もいいけど、自然もまたいいですよねー(^^)
私も、のんびり歩きに出かけたくなりました
投稿: CHIKI | 2014.02.28 12:56