琵琶湖八珍四之膳
滋賀県立安土城考古博物館の「琵琶湖八珍を楽しむカルチャー&ツアー四之膳」に参加してきました
(第二回に参加したときの記事はコチラ)
4回目の今回は、休暇村近江八幡に泊まる、1泊2日のツアーo(^-^)o
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集合は午後なので、滋賀に向かう前に、新大阪駅でランチ。
新大阪駅2階の飲食街「味道筋」にある焼き肉屋さん。
いただいたのは、焼肉とミニピビンバがセットになった焼肉定食A1280円。
焼き肉はアツアツの石鍋に入っていて、
肉の下には、キャベツとタマネギが敷かれています。
この他に、サラダ、キムチ、スープもついていて、
ピビンバも「ミニ」というには量がたっぷり。
おいしくて、ボリューム満点のランチで、大満足でした。
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新大阪駅のホームでは、寝台特急トワイライトエクスプレスを見かけたりも。
客車の写真なので、いまいち地味ですが(^^;
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さて、「琵琶湖八珍ツアー」。
まずは、八珍の魚に関する講座を聴講
今回は、ビワマスとスジエビについて。
ビワマスについては、
今までは、アマゴが海の代わりに琵琶湖に降りるようになったものという考え方が主流だったが、
DNA分析によると、ビワマスはアマゴよりも古い型であること、
アマゴは海水親和性示すが、ビワマスは海の水を拒否することなどから、
アマゴ→(降湖)→ビワマスではなくて、ニジマス→ビワマス→アマゴ・ヤマメと分かれたのではないかと考えられるようになったこと、
アマゴとアメゴは、同じものと思われていたが、違う魚であったこと、
放流事業によって、現在、ビワマスと言われている魚の中には、サツキマス(アマゴの降湖型)が混じっているかもしれないこと
などなど、興味深い話がたくさんでした。
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講義の後は、解説を聞きながら、安土城考古博物館の冬季特別展「近江三都物語」を見学。
天智天皇の大津宮(おおつのみや)、淳仁天皇の保良宮(ほらのみや)、聖武天皇の紫香楽宮(しがらきのみや)など、近江は、何度も国の政治の中心だったことがあるんですねえ。
で、「近江三都物語」展では、宮都の遺跡から出土した遺物や資料などが展示されてました。
「近江」という場所が、奈良などから見て、どのような位置づけだったか、
なんてことがわかって、なかなかおもしろかったです。
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講座を聞いて、企画展を見た後は、バスで長命寺へ。
こちらの長命寺さんへは、昨年の12月に「大人の遠足」で訪れているので、
その時の記事→★もどうぞ(^^;
12月には修復工事中だった三重塔は、修理が終わってピカピカに
明るい色合いが、すがすがしい感じでよかったです。
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今宵のお宿は、琵琶湖畔建つ休暇村近江八幡。
夕食は大広間で、琵琶湖八珍を使ったお料理と、近江のお酒(あ、違うのも混じってる(^^;)
モロコの南蛮漬けにハスの甘酢漬け、
ウロリ煮に、鮒寿司、
琵琶鱒のへぎ造りと鯉子(鯉の子まぶし)に、イサザのジュンジュン(すき焼き風の鍋物)、
小鮎の天ぷらに、陶板焼き用の近江牛、
その他、茶碗蒸しや、近江鶏の煮もの、石貝の釜飯にデザートの果物と、
琵琶湖&近江の幸満喫でした。
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翌日は、沖島へ。
休暇村近江八幡のある宮ヶ浜から見た沖島。
沖島は、琵琶湖の沖合約1.5kmに浮かぶ、琵琶湖最大の島で、
現在、約350人が暮らしているそう。
淡水湖の島に人が住んでいるのは、国内では唯一この島だけ、
世界的にも珍しいんだそうです。
沖島へは、近江八幡の堀切港から定期船も出ているけど、
今回は団体ツアーなので、チャーター便で渡ります。
10分ほどで沖島へ。
わーい、沖島町だ~!と写真を撮ったけど、
対岸の休暇村がある場所も、沖島町なんですね(^^;
主な産業は漁業ということで、町のあちこちには、漁のためのいろんな種類の網が。
とれたての鮒もどどーんと。
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島には、三輪自転車もいっぱい。
島には車が1台もないので、島の人の主な交通手段はこれなんだそう。
奥津島(おくつしま)神社や、
西福寺に立ち寄ったり。
岬の石切場の跡を眺めたり。
ここで切り出された石は、船で湖上を通って運ばれ、
琵琶湖疎水や南郷水堰、東海道線の鉄道工事などに使われたそうです。
島の西側からは、琵琶湖西側や比良山系も見えました。
漁港の売店では、「沖島よそものコロッケ」なるものが売られていたので、
買って食べてみたり。
材料は、琵琶湖のよそもの(外来魚)ブラックバス。
カップの中には、一口サイズのコロッケが6個入っていて、300円でした。
「沖島で水揚げされた鮮度の良い天然バスのミンチを使用し、
おから、ハーブなどを加えたクリームコロッケ風で、
外来魚の加工から製品完成(揚げる前)までの全工程を島内で行っています」だそう。
臭みやクセは全くなく、おいしいコロッケでした。
ばんばん食べて、琵琶湖からバスを駆除しちゃおうぜ~
売店では、えび豆若煮500円も購入。
「若煮」というのは、昔から沖島の漁師の家庭に受け継がれている、佃煮より短時間で炊き上げる炊き方だそう。
豆よりエビが多いのが、漁師っぽくて、なんとも贅沢。、
濃い目の甘辛味なんだけど、毎日でも食べたい、飽きのこないおいしさ。
沖島に行く機会があったら、ぜひまた買いたいです。
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昼食は、水茎焼陶芸の里で、「近江八幡郷土料理四季膳(八珍)」を。
赤蒟蒻や丁字麩、エビ豆、ワカサギなどなど、こちらも近江の幸満載。
おいしく、満腹、大満足のごはんでした。
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・・・ってなところで、ツアーは終了。
帰りは、大都市近郊区間の特例を利用して、琵琶湖をぐるっと大回り乗車。
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近江八幡から大阪方面へ、通常は緑色の線のルートのところを、
オレンジの線で示した、近江八幡-(琵琶湖線)-米原-(北陸本線)-近江今津-(JR湖西線)-山科~ってなルートで。
「近江舞子」って人名みたいだなあ、と思ったら、こんなのがあったよ~(^^;
滋賀のあるあるネタ。おもしろいです。
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こんにちは♪
盛りだくさんな内容で読み終わりに満足感だけ残して細かいところが...です。昔から記憶力が足りないので許してください♪しかし,これだけの内容を記憶してここに書けることに驚いています。さすがです♪
おいしそうなお料理,いいですね。ここのところ花粉のせいか,あまり元気がないのでおいしい料理で勢をつけたいです。
ところで,今朝,近畿方面で大きな地震があったようですが大丈夫でしたか?韓国まで揺れが届いてだいぶ大騒ぎになったようですね。
投稿: あぶ | 2014.03.14 15:04
あぶさん>だらだらと書きつづった記事を読んでいただき、ありがとうございます(^^;
地震は、割と長い時間揺れてたけど、大阪では、そんなに大きくはなく、大丈夫でした(家人は揺れてることに気づかなかったし(^^;)。ご心配いただき、ありがとうです。
記憶力は年々低下しているので(^^;、Blogに書くぞーと思って意識することで、ちょっとは衰えを食い止められるかなーなんて思ってます。
花粉症の方は、この時期大変そうですね。
お出かけやお料理で元気をつけて、がんばってください♪
投稿: CHIKI | 2014.03.15 15:27