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京の夏の旅

9月もあと少しで終わりだし、もう「夏」という感じではないですが(^^;、
「第39回 京の夏の旅キャンペーン」(2014年7月~9月)で特別公開されている
島原の輪違屋(わちがいや)を見学してきました。

京都市観光協会

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島原は、わが国最古の公許花街で、正式名称は「西新屋敷」。
寛永18(1641)年の移転騒動が、九州島原の乱の直後だったので、
それになぞらえて「島原」と呼ばれるようになったのだそう。

入り口にある島原大門は、一間幅、本瓦ぶき、切妻の高麗門で、
往時は、門内の通りの左右に、格子造りの古い揚屋や置屋が、整然と並んでいたのだとか。


今回、見学した輪違屋は、
元禄年間(1688~1704)創業の、島原で唯一現存する置屋。

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「置屋」というのは、太夫や芸妓が所属するお店(?)で、
太夫や芸妓は、ここから、饗宴の場である「揚屋」に派遣されるというシステム。

よく映画やドラマに出てくる、八文字の足運びが独特な「太夫道中」は、
太夫が揚屋の客からの招きによって、置屋から出向く時のものなんだそうです。

輪違屋は、現在も、お茶屋(お茶の販売所とか喫茶店的な店ではなくて、お座敷遊びをするようなところね(^^;)として営業しているので、入り口には「観覧謝絶」の札があったりも。
 
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本来なら、一生縁が無いであろう場所を、600円で見学できるのは、ウレシイかぎり(^^)

たてもののあちこちに輪違マーク。
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1階にある主座敷「主の間」。
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襖に貼られているのは、太夫さんが書いたお手紙。
屏風は近藤勇の書。坪庭にはキリシタン灯籠。
西日よけのための長~い庇には、柱が一本もありません(@_@)

有名な「傘の間」のある2階は、撮影禁止だったので、写真はないけど、
桂小五郎の掛け軸とか、本物の紅葉を塗り込んで造った紅葉の間とか、
西日よけのために無造作に掛けられている、豪華な太夫の打掛だとか、
なかなか見ごたえがありました。

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道中傘などに書かれている文字が「髙」なのは、
当主が「高橋さん」だからだそう。

ワタシ的には、シャキーン!と尖ったコイツも、気になりましたですよ。
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泥棒よけ?

*-*-*

輪違屋や太夫について、よく知りたいなら、
輪違屋十代目当主・高橋氏の綴ったこの本を。

◇京の花街「輪違屋」物語 高橋利樹/著 PHP研究所


読みやすい文章で、興味深い話がたくさん。

*-*-*

輪違屋を舞台にしたこんな小説も。

「土方歳三を慕う島原の芸妓・糸里は、
姉のような存在である輪違屋の音羽太夫を芹沢に殺され、
浪士たちの内部抗争に巻き込まれていく」という話。

輪違屋に糸里という名前の芸妓がいたという記録は無いらしいですが。

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コメント

こんにちは。
芸者さんの派遣元なんですね。昔のお屋敷や城址などを有ていると昔の様子を夢想してしまいます。どんなだったんだろう...?それが結構すきです♪面白そうな場所を見てこられたんですね♪さすがです。

あぶさん>歴史ある建物は、いろいろ想像がかき立てられて、楽しいですよね。

輪違屋は、お客として行ける日は、たぶん一生来ないだろうし(^^;、
前回の公開が10年前で、次の公開はいつになるかわからない(もう公開されないかも?)というので、見に行ったのですが、想像を超える世界で、いろいろと勉強になりました(^^;

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