オペラ人形浄瑠璃
『ワンコイン!オペラ人形浄瑠璃』を観に、吹田市文化会館メイシアターへ。
阪急千里線吹田駅前にあるメイシアターは、
吹田市の市制施行45周年を機に1985(昭和60)年に建てられた、バリアフリー設計のホールで、大阪都市景観建築賞大阪府知事賞や、大阪施設緑化賞最優秀賞を受賞しているんだそう。
稼働率の高さが国内トップクラスというのに、ちょっとびっくり(←失礼(^^;)。
◇吹田市 メイシアター(吹田市文化会館)
◇大阪府 大阪都市景観建築賞(愛称 大阪まちなみ賞)
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……と、それはさておき、今回の公演。
出演は「能勢人形浄瑠璃 鹿角座(ろっかくざ)」と「関西二期会」で、料金は「ワンコイン!」のコトバ通り500円!
これくらいの金額だと、ちょっと興味があるものを、お試し的に、気軽に見ることができていいですね。
大阪府の北端にある能勢町には、江戸時代中期から、地域の芸能として、太棹三味線と太夫の語りで物語が進行する素浄瑠璃が伝わっていて、現在でも、町内各地区に、200名を越える語り手が存在しているのだそう。
そして、その素浄瑠璃を、地域の財産として守り育て、次の世代に向けて発展させていくために、囃子と人形を加えてビジュアル化したものが、能勢人形浄瑠璃。
鹿角座は、2006(平成18)年に旗揚げされた能勢人形浄瑠璃の劇団で、人形のかしらや衣装、舞台美術、今回の演目の「能勢三番叟」などは、オリジナルのものなんだそうです。
そしてそして、『オペラ人形浄瑠璃』は、その能勢人形浄瑠璃と関西二期会のコラボ。
浄瑠璃ではなくオペラの歌で物語が語られ、和風の人形が動くんだけど、違和感は全く無く、浄瑠璃と違って役ごとに歌い手が違うので、ストーリーもわかりやすくて(そして英語の字幕もあって)、楽しく見られました。
動きも、文楽のものとは、また違った魅力があって、人形浄瑠璃の無限の可能性みたいなものも感じましたよ。
YouTubeに、大坂の陣400年天下一祭の時の、同じ演目の映像がアップされていたので、リンク貼っておきます。
◇浄瑠璃オペラ「昔噺 人買太郎兵衛」2014.10.18
能勢町は、どこかに行くときに通り過ぎるだけ~という事がほとんどだったけど、いつか機会を作って、ちゃんと観光してみたいです。
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そしてそしてそして。
会場ロビーでは、こんなグッズが売られていたので、買ってみたり。
「ボールペン&クリップセット」500円。
描かれているのは、昨年の秋に決定した、能勢人形浄瑠璃を擬人化したPRキャラクターで、
左の写真のコが、西能 浄(にしの きよ 愛称は、おじょう)、
右の写真のコが、木勢 るり(きせ るり 愛称は るりりん)、
どちらも、能勢高校の1年生で、鹿角座の劇団員という設定だそうです。
この子達を主人公に、学園生活と人形浄瑠璃の練習風景を描くアニメ、なんてのを見てみたいけど、声優さんが浄瑠璃もやらなきゃならないから大変か(^^;
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こんにちは。
浄瑠璃でも人形が演じるんですね。
珍しいのかな...あまりよく知らないもので,すみません。
後ろのお城は?
大阪城には行ったことがあります。
が,ちがうっぽい。
大阪城の周辺は広くって電車から降りて疲れるほど歩いた記憶があります。
投稿: あぶ | 2015.02.08 14:46
あぶさん>人形浄瑠璃は、補助金問題で揺れている文楽もその一種なんですが、関東ではあんまり馴染みがないかもですね(補助金問題云々も、関東ではそんなに話題になってないかもですが(^^;)。
YouTube画像に写ってるお城は、大阪城ですよー。今年は「大阪の陣」から400年と言うことで、いろんなイベントをやってるみたいです。
駅から天守閣にたどり着くまでは、確かにかなり歩くかも。
投稿: CHIKI | 2015.02.12 11:13