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ぐりとぐら展と伊丹散策

伊丹市立美術館で開催されている「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」に行ってきました。
会期は2015年4月11日(土) ~5月31日(日)、入館料は900円。

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伊丹市立美術館
朝日新聞社 誕生50周年記念 ぐりとぐら展
福音館書店

「ぐりとぐら」というのは、中川李枝子氏と山脇(大村)百合子氏の姉妹が作った、ふたごの野ネズミが主人公の絵本。(って、ご存じの方がほとんどだと思いますが)

今回の展覧会は、1963年に誕生した「ぐりとぐら」が、2013年に誕生50周年を迎えたことを記念したものだそうです。
親から子、孫へと読み伝えられ、50年経っても色あせない魅力があるって、スゴイですよね。

でも。
私は、ぐりとぐらと同世代なので、作中のファッション(半ズボンや吊りスカートの子どもとか)や小物に違和感はないけど、今の子ども達は、どう思って見てるのかなあ、とちょっぴり気になったり。
フィクションの世界と思って、気にしてないのか、レトロ可愛い~と思ってるのか。
機会があったら、聞いてみたいです(笑)。

と、まあ、それはさておき。

かわいらしい卵形のチケットや、入り口にどどーんと置かれた大きなたまご(って、この写真じゃ大きさが伝わらないけど)にワクワク
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展示されているのは、「ぐりとぐら」の初出誌「母の友」や、「ぐりとぐら」が載った「こどものとも」初版本、ぐりとぐらシリーズ7作品や、「いやいやえん」、「そらいろのたね」「」の原画、中川李枝子氏と映画監督・宮崎駿氏の対談映像(5分だけだけど)などなど。

中川氏が、「ぐりとぐらは、保育士時代に、子ども達を喜ばせるために作ったお話。目の前にいるかわいい子ども達を、最高の状態にして眺めることができるのが、保育士の醍醐味」(意訳です。実際のコトバは、かなり違うかも)と語っていたのが、とても印象に残りました。

他にも、ぐりとぐら目線で絵本の世界に入り込めるような展示や、ゆっくり座って、ぐりとぐらの絵本を読めるコーナーなどもあり、ほのぼの気分で楽しめる展覧会でした。

展示は、2階と地下1階に分かれてるので、階段を上ったり下りたり…。
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こちらは、地下の展示室に向かう階段。
展示室によって、雰囲気が違うのも面白かったです。

ショップでは、ポストカード150円とハンカチ1000円を購入。
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ハンカチは数種類の絵柄があって、どれにするか迷ったけど、チケットと同じこの絵を。
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そういえば、ハンカチってのも、最近はあんまり使わない、レトロな品物かもなあ、と思いつつ。

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「ぐりとぐら展」を見た後は、美術館のお隣にある「旧岡田家住宅」を見学。
入館は無料。
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伊丹の酒造家・松屋与兵衛が、延宝2(1674)年に建てたもので、
町家としては兵庫県内最古、酒蔵は、年代が判明し現存するものでは日本最古だそう。

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伊丹は、清酒醸造法を確立し、酒造業で賑わった地ということで、建物の中には、酒造りの道具なども展示されてました。

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こちらは、レンガ造りの酒造用カマド。
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昭和59年に、ここの酒蔵が廃業するまで使われていたそうです。

伊丹には、今も2軒の酒造会社があるそう。
次は、そちらでゆっくり飲み食いしようかな(笑)。

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伊丹といえば、昨年の大河ドラマ「軍師官兵衛」でも大活躍(?(^^;)だった戦国時代の武将・荒木村重ゆかりの地でもある、ということで、有岡城跡にも行ってみました。
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JR伊丹駅・西出口からすぐ。

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有岡城は、天正7(1579)年に落城し、その後、廃城したということで、
現在、あるのは、野面(のづら)積みの石垣と、土塁、建物の礎石跡、井戸跡だけ。

1504240022r 石垣

1504240024 土塁

1504240023 井戸跡

小さいし、ゆっくり滞在できるような公園ではないけど、戦国時代に思いを馳せるには静かでいいかも。

伊丹市ホームページ ▶ 伊丹市の紹介

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ランチは、阪急伊丹駅から歩いて5分くらいの所にある、こちらのお店で。

イタリアンレストラン アントン

サービスランチコース シカ肉のカツレツ 1800円
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コースのお料理は、サラダ前菜、パン、魚のだしのミネストローネ、シカ肉のカツレツ、デザート、食後の飲み物。
前菜はみずみずしく、スープは、じんわりとしたうまみに、野菜がたっぷり、佐用町の猟師さんが獲ったシカ肉を使っているというカツレツは、柔らかくて、ジューシーで、添えられているソースとの相性もピッタリ。
とてもとてもおいしゅうございました。

お店の雰囲気もよかったし、近くに行くことがあったら、また寄りたいな。

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コメント

おはようございます。
ぐりとぐら...聞いたことがありますが,内容は憶えていません...。また美味しそうな写真ですね。お城も好きですが,食べ物の方が好き?!
今年も桜の塩漬けを作り,美味しく頂いています♪

あぶさん>ぐりとぐら、私達世代だと、あまり馴染みのない絵本なのかも(^^;

ぐりとぐらと同じく「お料理すること、食べること」は、大好きです(^^)
 

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