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文楽親子劇場

夏休み文楽特別公演の第1部「親子劇場」を見に行ってきました。

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「親子劇場」と銘打たれてはいるけど、オトナだけでの観覧もOK。
会場には、文楽鑑賞のベテラン!って感じの年配男性も、けっこういらっしゃいましたよ。

国立文楽劇場

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観劇料は4700円(一般)で、演目は、
・ふしぎな豆の木
・解説 ぶんらくってなあに
・東海道中膝栗毛 赤坂並木より古寺の段

「ふしぎな豆の木」は、小説家・竹田真砂子氏による新作文楽。
ストーリーは、イギリスの童話「ジャックと豆の木」が元になっていますが、主人公は「本若丸」という12歳の男の子、巨人は龍魔姥(りゅうまうば)という妖怪、歌うハーブは琴を弾くお姫様「みどり」、と和の世界に変換されてました(^^)

本若丸のお母さんを思うけなげさにグッときたり、人形遣いさんの衣に「くすっ」となったり、本若丸&みどりvs龍魔姥&手下の妖怪の戦いにハラハラしたり。
お子さま達の素直な反応と合わせて、とても楽しく見ることができました

解説は、人形の遣い方について。
さらっと動かしているように見える人形だけど、ちょっと気を抜いたり、3人の意思の疎通ができてないと、こんな不自然な動きになっちゃうんだよーん、の実演に、改めて、人形遣いさんのすごさを感じました。

東海道中膝栗毛は、文楽には珍しく、登場人物が江戸弁。
とはいっても、単語のアクセントは上方風だったりしてるんですが。

けっこう猥雑なお話だし、駄洒落とか、お子さまにはちょっと難しいのでは?と思う場面もあったけど、考えてみたら、私も小学生の頃、わからない部分がありながらも膝栗毛のお話は面白くて大好きだったので、古典に親しむにはいい演目なのかも。

*-*-*

観劇前に売店で買ったプログラムは650円。
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作品のあらすじや見どころなどの解説や写真、インタビューなどの他、床本もついていて、お得。

*-*

ロビーに置かれていた「観劇記念スタンプ」は、
「生写朝顔話」の秋月娘深雪と宮城阿曾次郎に、「東海道中膝栗毛」の弥次郎兵衛と喜多八。
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「生写朝顔話」のチケットも取れば良かったわ。

*-*-*

日本橋(にっぽんばし)駅の文楽劇場方面への通路には、
こんなポスターが貼られていたりも。
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文楽とターミネーターのコラボ。
パッと見ただけでは、文楽のポスターとは気づかないかも?なくらいスタイリッシュ。
「新起動」の文字通り、文楽の新たな時代を予感させるポスターでした。

ターミネーターのシリーズ1作目が全米公開されたのも、国立文楽劇場が開館したのも、同じ1984年なんだそうですよ。
ターミネーター公開はつい最近で、文楽劇場開館は、ずっーと前のことのような気がしてました(^^;

*-*-*-*-*-*

お昼ごはんは、文楽劇場近くのこちらのお店で「絶対の自信」と書かれた一品を。

お食事処あさひ

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カレー天ぷらうどん1080円。
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だしの効いたカレーつゆが、香ばしく揚げられたプリップリの大きなえびと、うどんによくからんで、めちゃうま!
お店のご主人と奥さまのやわらかい物腰も、大阪やなあ~って感じで、気分が和みました。

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