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「こんぴら」展と「文楽」展

会期終了間近の展覧会2つをハシゴ。

まずは、あべのハルカス美術館で開催されている
『昔も今も、こんぴらさん。~金比羅宮のたからもの~』展へ。

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あべのハルカス美術館開館1周年記念の特別展覧会だそうで、
会期は2015年5月22日(金)~7月12日(日)。
観覧料は1300円。

チケット売り場近くの写真撮影スポットには「こんぴら狗(いぬ)」クン。
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「こんぴら狗」というのは、金比羅参りに行けない主人の代わりに代参した犬のこと。
参拝の旅は長旅で大変だったので、他の人に代理参拝(代参)をお願いすることも多く、
人ではなく、飼い犬に代参させるということも、よくあったのだそうです。

食費やお賽銭が入った袋をかけ、道すがら出会う参詣途中の人に連れられて参詣し、
帰りも同様にして飼い主の元に戻ったという「こんぴら狗」くんたち。
こんぴらさんの階段を、胸を張って歩くこんぴら狗の写真パネルは、なんだかほのぼのした気持ちになりましたよ。

……と、それはさておき。

会場に展示されているのは、金比羅宮の宝物の中から選りすぐった絵画、彫刻、民俗資料など43件(約120点)。
船絵馬や船模型に、神仏画、鎌倉時代の絵巻や、江戸時代に狩野派の画家が描いた屏風、狩野探幽らが描いた三十六歌仙額、応挙の障壁画に長沢蘆雪の墨画、若冲の「花丸図」、高橋由一の油絵などなどなど。
年代もジャンルも幅広く、こんぴらさんってすげーと思いました(←浅い感想ダ(笑))。
そして、私は、やっぱり応挙が好き!(笑)

音声ガイドは、利用料520円(税込み)。
ナビゲーターは、2012年の大河ドラマ「平清盛」で、こんぴらさんにゆかりの深い崇徳天皇を演じた井浦新氏。
静かで淡々とした、ある意味、地味な解説でしたが、聞きやすかったので〇

株式会社 アコースティガイド・ジャパン

ミュージアムショップでは、応挙の「遊虎図」の手ぬぐい(1300円)を購入。
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額に入れて飾っても良さそうなかっこよさ
地色が金じゃなく白だと、精悍さが増す気がします。

*-*-*-*-*

ランチは、天王寺駅から歩いて10分弱のアベノマルシェにあるお店で。

PIZZERIA a TRATTORIA DUOMO

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薪窯焼きのナポリピッツァと生パスタがいただけるイタリアンのお店。

いただいたのは、前菜3種盛りに、ピザ、ドリンクがセットのピッツァランチ1300円(税込み)。
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この日の前菜は、イタリアハムに、ズッキーニのフリッター、貝柱とジャガイモのバジルソース和え。
4種類から選べる(追加料金がかかるものもあり)ピザは、マルゲリータをチョイス。

ピザは、直径が30cmほどあって、かなりのボリュームなので、小食の人だと食べきるのがキツイかも(^^;
生地は、塩気が効いていて、薄めでモチモチで、焦げたところもまた美味。
満足度と満腹度はかなり高かったので、天王寺周辺でイタリアンをガツンと食べたい時には、また行こうと思います。

*-*-*-  -*-*-*

梅田に移動して、阪急うめだギャラリーで開催されている『文楽の世界』展へ。

阪急うめだ本店

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会期は、2015年7月1日(水)~13日(月)。
入場無料で、写真撮影もOKという、なんとも太っ腹なうれしい展覧会です。
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会場に入ると、文楽の人形がずらーり。
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後ろ姿も、間近でじっくり

太夫さんはこんなのを見ながら謡ってはるのねー、な「床本」や、
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文楽人形のパーツ
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想像していたより小顔だったわ。

文楽ならではの人形の操り方「三人遣い」を、マネキン人形で再現されてたりも。
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自分の左手はポケット?にしまって、右手で人形の左手を操る「左遣(ひだりづかい)」さんのたたずまいに、なんだかグッときました

*-*-*

そして、この日は、会場内の特設舞台でミニ公演があったりも。
(上演中は撮影録音禁止だったので、写真はないけど)

演目は「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」。
上演の30分以上前に、座席は全部埋まっているという満員ぶり(@_@)
私は立ち見で拝見しましたが、文楽の世界にぐぐっと引き込まれて、足の疲れも忘れるほどでした。
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公演が行われていない時は、舞台も出入り撮影自由。
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人形が演じている舞台だけど、装置はほぼ等身大なんだなあ、と今まで意識してなかったことに気づいたり。

補助金カットなど、いろいろ大変そうな文楽界なので、こういう展覧会は、PR効果があって、いいんじゃないかなと思います。
私は、これを見て、行こうかどうしようか迷ってた夏の公演のチケットを取ることに決めましたよ。

国立文楽劇場

*-*-*-*-*

ランチを食べ過ぎたので、夕飯は、ルクア大阪のイセタン フードホールにある「和酒空間TASHINAMI~たしなみ~」で、軽く一杯

三重県 森喜酒造場の「 るみ子の酒」×北洋食品(株)の北海づくしの松花堂弁当(たこ飯 吸い物付き)1836円(税込み)。
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お料理は、たらの白子を使ったかまぼこ「たちかま」や紅鮭スモーク、水たこの和風カルパッチョ、秋刀魚のコンフィ、利尻昆布〆酢だこなどなど。

「るみ子の酒」は、「山廃特別純米酒 雄町 無濾過生原酒」と、山廃純米吟醸 無濾過生原酒を蔵で3年熟成させたものの2種類。
すっきりした特別純米酒もおいしかったけど、3年熟成ものの深みのある味、とても気に入りました。

お隣に座っていた女性が「ここのウニは、めっちゃおいしいねん!」と言うので、別注文で、利尻産エゾバフンウニ(1080円)も注文。
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素材のおいしさを味わうため、お醤油はつけずに召し上がって下さいというウニ。
えぐみがなくて、甘くて…お酒にもよく合ってシアワセ~でした。

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半月ごとに変わるというメニューは、Twitterをチェック!
イセタンフードホール リカー

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コメント

おはようございます。
金毘羅さんとよく言いますが,正直何にお祈りしているのかわからずお祈りしています♪
わんこが代わりにお参りするというのは新鮮です。
へーー,っと思いました。でも我が家のわんこには無理だな。
操り人形とか見てみたいです。
そして,ウニが美味しそうです。
ウニ....もう何年食べてないだろう。
ふふとサザエの壺焼きも思い出しましたが,それも何十年食べてないんだろう...。

あぶさん>こんぴらさん、知っているようで、案外詳しくは知らないですよね。
有名な♪こんぴらふねふね~♪の歌も、♪回れば四国は讃州(さんしゅう)那珂郡(なかのごおり) 象頭山(ぞうずさん)金毘羅大権現♪という歌詞だったと、今回の展覧会で初めて知りました(^^;
まあ、いくつになっても、知らかったことを知るのは楽しいです。

ウニもそうだけど、サザエも夏!って感じがする食べ物ですよねー。
ちょっと海に行きたくなりました。

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