灯台記念日
11月1日は、灯台記念日
日本最初の洋式灯台である観音崎灯台(@神奈川県横須賀市)の起工日(1868年11月1日)ということから、
海上保安庁が1949年に制定した記念日だそうです。
各地で、関連行事が行われたり、通常は公開されていない灯台が特別公開されるというので、
経ヶ岬灯台@京都府京丹後市の一般公開に行ってきました。
(通常時に行った経ヶ岬灯台の記事はコチラ。
人形の写真メインなので苦手な方はご注意を(笑))
◇海上保安庁 > 広報 > 147周年灯台記念日について~ 全国各地で灯台の一般公開等を開催 ~
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駐車場周辺には、「灯台記念日」、「灯台一般公開中」の看板や幟が出されていて、ワクワク感が高まります。
遊歩道を歩いて行くと、万国旗でおめかしした灯台が
塀の前に立てかけられているパネルは、
海上保安庁のイメージキャラクターで、タテゴトアザラシの子どもの「うみまる」と「うーみん」だそう。
海上保安官の制服を試着して、
パネル横で灯台をバックに記念写真を撮れるサービスなんてのもやってました。
(ちょっと、いや、かなりそそられたけど、オトナ同士で試着姿を撮りっこする勇気が出ず)
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一般公開は、灯台の内部に入って、レンズのすぐ横まで行けるというもの。
レンズの高さは2.8メートル。
人と並ぶと、大きさがよくわかりますね。
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入り口には、水銀濃度測定結果なんてのが貼られていたり。
何で水銀?と思ったら、重いレンズを少ない力で回転させるため、
台に取り付けたレンズを、水銀が入った容器(水銀槽)に浮かべて回転させる
「水銀槽回転機械」という装置が使われているからだそう。
「水銀槽回転装置」というのは、1893年にフランスの灯台技師、プール・デーユ氏が発明したもので、
経ヶ岬灯台の水銀槽回転装置は、パリで開催された万国博覧会に展示されたものを、そのまま購入して設置した、
日本最古のモノなんだそうです。
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灯台内部には、灯台で使われている電球や、各地の灯台の写真パネルなどが展示されていたり、
絵はがきやペーパークラフトがもらえたり。
いただいた絵はがきと、記念スタンプ。
スタンプの絵柄にある龍と、お経を読むお坊さんは、経ヶ岬に伝わる伝説にまつわるもののようです。
◇京丹後市観光協会 公式ホームページ 「京丹後ナビ」> 経ヶ岬
ペーパークラフトは、ダウンロードもできそうなので、時間があるときに作ってみようかな。
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絵はがきの他に、全国の参観灯台を紹介したパンフレットや、海上保安庁についての案内パンフなども、配布されていたので、いただいてきました。
海上保安庁のパンフレットは、仕事内容や海上保安官になるためのシステム、制服や階級などが、
わかりやすく説明されていて、とても勉強になりましたよ
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さて、灯台の話に戻って(^^;
天井や灯りがレトロ可愛いのは、明治時代の建物だから?
細くて、急な階段(はしご?)を2つ上がって、
レンズの横へ。
レンズの総重量は、約5トンだそう。
近いし、大きいしで、普通のデジカメでは、一部分しか撮れませんでしたが、
レンズの間近で、説明を聞きながら見ることで、フレネル式レンズの仕組みや、
使われている電球の小ささ・明るさ、水銀槽回転装置での軽い動きなどがよくわかって、
とてもおもしろかったです。
魚眼レンズを使って撮った全体像はこんな感じ。
…って、この写真だと、大きさが伝わらなくて、なんだか家の暖房器具みたいですが(笑)。
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帰りは、2階部分から外に出て、仮設の階段で下へ。
仮設階段が取り付けられた灯台も、これはこれで格好いいなあ、と。
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海上保安庁のグッズなども売られていたので、スポーツタオル1400円を購入。
刺繍されているのは、海上保安庁のシンボルで、庁旗などにも用いられているコンパスマーク。
タオルを入れてくれた袋も、とてもカッコイイデザインでした。
最近の省庁は、グッズまで作っててすごいなあ、と思ったら、ネットショップまでありましたよ。
(制作販売してるのは、海上保安庁ではなくて、関連機関のようですが)
そして、日本語ドメイン! さすがです。
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遊歩道から見た経ヶ岬海岸。
この写真だと、よくわからないかもだけど、確かに、柱状節理が経典のように見えました。
そして、龍が住んでいそうな海でもありました
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