『没後100年 宮川香山』 展
大阪市立東洋陶磁美術館の特別展「没後100年 宮川香山」展へ。
会期は2016年4月29日~7月31日。
観覧料は一般1200円。(東洋陶磁美術館のサイトに割引券あり)。
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初代宮川香山(1842~1916)は、
陶器の表面を写実的な浮彫や造形物で装飾する「高浮彫(たかうきぼり)」と呼ばれる技法や、
釉薬の下に下絵を描き、焼成により発色させる「釉下彩(ゆうかさい)」という技法を駆使した作品を作り、
海外でも絶賛された陶芸家だそう。
チラシに載っている猫ちゃんや蟹さんのような、高浮彫の作品目当てで行ったんだけど、
つややかで透き通るような色合いの釉下彩の作品も、魅力的でした。
(高浮彫の作品は、細かい部分のお掃除が大変そうだから、
家に置くなら釉下彩の作品の方がいいかなー、なんて思ったり。
…って、買えるだけの財力はないけど(笑))。
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展示室には、撮影OKの場所があったりも。
「撮影してSNSに投稿しましょう!」なんて書かれてたけど、
ガラス越しの作品を、魅力が伝わるように撮るのは難しいですね
「高浮彫四窓遊蛙獅子鈕蓋付壺」
(たかうきぼりしそうゆうけいししつまみふたつきつぼ)
「高浮彫蛙武者合戦花瓶」
(たかうきぼりかえるむしゃかっせんかびん)
色んなポーズの蛙さんがいっぱい。
こんなミニチュアフィギュア、どこかにありそう…。
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全部見るのに、2時間以上かかっちゃいましたが、
朝イチでの入館だったからか、会場は比較的空いていて、
間近でじっくり見られたので、よかったです。
常設展示の国宝「油滴天目茶碗」も、すいこまれそうな魅力がありましたですよ。
次は、もうちょっと陶芸のことを勉強してから行きたいと思います
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ランチは、北浜駅近くにあるコチラのお店で。
◆農家厨房 北浜店
野菜が主役の中華料理が楽しめるお店、だそう。
今回いただいたのは、医食同源ランチのお粥セット1000円。
鶏肉団子とたまねぎのスープ
飲茶3品、野菜セイロ蒸し、お粥、一口菓子
マンゴプリン
セイロ蒸しは、もやし率が高かったけど(笑)、
どのお料理も、じんわりとしたうまみと、程よい味付けで、おいしゅうございました♪
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わたしも行って来ました。
蟹さん二つを見たくていったんだけど、釉下彩の作品で、ガレやラリックにも負けない、アールヌーボーと言われても納得してしまいそうな花瓶をみて、心奪われちゃいました。すてきでしたね。
あそこの鼻煙壺も好きで、行くと必ず見て帰ります。見ましたか?
ついでに。わたしはジビエ料理で乾杯でした。
投稿: novchan | 2016.07.10 22:27
novchanさん>わお、novchanさんも行かれていたのですね。
インパクトがあるのは、蟹さんなどの高浮彫作品だけど、
釉下彩の作品も、とてもとてもステキでしたよね。
展覧会は、興味を持ったもの以外の作品も見られて、発見があるのが楽しいです。
鼻煙壺は、何気なく入った部屋に展示されていたので、見てみましたが、
(鼻煙壺というものを初めて知りました(^^;)、
ちっちゃいモノ好きには、たまらない品物ですね。
単なる飾りではなくて、実用品というところも、イイと思います。
ジビエ料理のお店は、美術館の近くにあるのかしら?
ジビエ大好きなので、今度詳しく教えて下さいませっ!
投稿: CHIKI | 2016.07.12 11:31