第24回京都五山送り火ウオーク
「五山の送り火」とは、京都でお盆に行われる伝統行事で、
京都を囲む5つの山に、「大文字」「左大文字」「船形」「鳥居形」「妙法」の形に火を灯すというもの。
(…って、今更だけど)
そして、「京都五山送り火ウオーク」というのは、
その送り火が行われる日に開催される、京都ウオーキング協会の特別例会で、
点火前の五山の山麓を巡るというウオーキング大会(?)です。
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スタート地点は、嵐山の中ノ島公園。
桂川の河川敷では、灯籠流しと川施餓鬼法要の準備中。
コースは、17kmと25kmの2つ。
スタート時間は同じで、分岐点でのコース変更も可なので、
とりあえずは25kmコースを目指します
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出発式&準備体操をして、
11:40 スタート
渡月橋を渡り、
嵐山のメインストリートを歩いて、天龍寺の前を通過。
竹林の道を歩いて、
12:00 トロッコ嵐山駅の横へ。
トロッコ嵐山駅は、ウオーキングコースから、ちょっとだけ逸れるんだけど、
10分待てば列車が到着する時間だったので、寄り道して、「撮り鉄」してみたり。
写真にちらっと写っている5号車の「ザ・リッチ」は、
側板から床まで素通し(窓ガラス無し)の車両なんだそう。
気候のいい時期に一度乗って見たいなあ。
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「小倉餡発祥の由来」が書かれた立札の横をてくてく。
札には、「津田佐兵衛(六代目) 記」と書かれてましたが、
この方は、京都の老舗和菓子店「井筒八つ橋」の最高顧問取締役さんだそう。
「小倉大納言」という小豆を現在に蘇らせたのは、井筒八つ橋で、
ここは、その小倉大納言小豆の畑なんだそうです。
◇井筒八つ橋本舗
「小倉あん発祥の由来」の全文も、このサイトで読めます。
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小倉と言えば、餡の他に、百人一首もあるよってことで、
こちらは、百人一首ゆかりの地「中院山荘跡」。
中院山荘の持ち主は、和歌の名手でもあった僧、蓮生。
その蓮生の依頼に応じて、藤原定家が、山荘の障子に貼る色紙に書いた天智天皇以来の名歌が、
「小倉百人一首」のもとになったと言われているそうです。
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12:20 清涼寺(嵯峨釈迦堂)
「ひやしどうふ」は「ひややっこ」とは違うのか、気になりつつも通過
本堂の横には、「秀頼公首塚」が。
古いものかと思ったら、
昭和55(1980)年に、大阪城三の丸跡の学術調査で出土した豊臣秀頼のものとされる頭蓋骨を、
昭和58(1983)年に、秀頼ゆかりのこのお寺に葬ったものなんだとか。
そして、法然上人の像と多宝塔。
ここは浄土宗のお寺だったんですね。
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チラリと鳥居の火床。
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大覚寺の前を通って、大沢の池へ。
蓮の花と赤い橋が、モネの「睡蓮」の和風版、みたいな?
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13:10 池の茶屋の「宇治氷」(550円)で、ほっと一息。
大沢の池のほとりでは、
送り火中継のためと思われるカメラクルーが準備中でしたよ。
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13:50 仁和寺の前を通って、きぬかけの道へ。
ゆるゆる続くアップダウンと暑さに、気持ちがバテ気味
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西大路通りへの交差点で、左大文字の火床を観望。
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14:30 船岡山公園
ここで、スポーツドリンクと梅干しをいただきました。
セミミンミン
今年もモヤっていて、眺望がいまひとつだったのが残念。
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17kmコースとの分岐点を過ぎて、
15:00 今宮神社
手水舎は、元禄7(1694)年、桂昌院(お玉の方)の寄進による「お玉の井」。
水が冷たくて、とても気持ちよかったです。
私も玉の輿に乗れますように☆(←もう遅いw)
そして、今宮神社といえば、参道のお店で食べられる「あぶり餅」。
これを目的に25kmコースをチョイスしたと言っても、過言ではありません(笑)。
昨年は、「一和」のを食べたので、今年は「かざりや」へ。
お値段は、どちらも同じ1人前500円。
お味も、似たようではあるけれど、「かざりや」さんの方が、味が濃いような?
来年は、どちらのお店に入ろうか、迷います。
っていうか、2つのお店をはしごして、食べくらべてみたいわ。
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街中のゴミ集積場には、この時期ならではの、こんなモノが。
「お供物入れ」。
「お供物以外は入れないでください。線香、ろうそく等火種になるものは入れないでください」
「このダンボールは、お供物の回収とは別に回収し、リサイクルします。
なお、8月17日中には回収しますが、回収が遅くなる場合があります。京都市」
だそうです。
お盆のお供物専用の回収箱があるなんて、さすが京都って感じですね。
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上賀茂橋を渡って、舟形火床を眺めながら、鴨川河川敷をてくてく。
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15:55 上賀茂神社
境内の「ならの小川」には、水遊びの親子がいっぱい。
葵祭の斎王代が禊をする川で水遊びだなんて、
カラダだけじゃなくて、心も涼やかになれそう。
社家の道をてくてく。
明神川の石の上には、シオカラトンボ?
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16:15 深泥池児童公園
カチカチに凍ったパウチのスポーツドリンクをいだたきました。
溶けるまで、顔や首にあてたり、頭に乗せたりしながら、てくてく。
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北山通りから、「妙」と「法」の火床観望。
松ヶ崎西山(万灯籠山)の「妙」と、松ヶ崎東山(大黒天山)の「法」の二文字でワンセットの送り火。
はじまりは、「妙」は鎌倉時代末期から、「法」は江戸時代初期からだそうで、
字体も、「妙」が行書、「法」は楷書。
2つの文字は、けっこう距離もあるし、なんで2つでひとつなのか、不思議。
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16:45
松ヶ崎橋のチェックポイントでスタンプをもらって、高野川の河川敷をてくてく。
川の中に、赤い毛氈の床几が。
近くのお店のモノかなと思うけど、ここまでお料理を運んだりするのは大変そう
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17:20 ゴール
今年から、ゴールでのアルコールサービスは無しということで、
ジュースと、抽選では、携帯用のナイフ・フォーク・スプーンのセットをいただきました。
完歩後にビール、飲みたかったなあ(ボソ)
そうそう、参加記念品は、ポーチと「妙法」のピンバッジでした。
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IVVの認定距離は25km。
GPSでのログはこんな感じ↓
参加者は831名だったそうです。
暑いのに、みなさん物好きね(笑)。
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歩いた後は、歩友さんたちと、河原町に移動して、完歩乾杯
送り火より飲みを優先しちゃったけど、今年は点火の時間は大雨で、
出町柳から大文字を見るのは難しかったみたいなので、
これで正解だったなと。
行ったお店は
店名の通り、お野菜のおいしいお店。
店内は、落ち着いた雰囲気。
珍しい野菜が食べられて、楽しかったです。
お世話になった方々、ご一緒させていただいた方々、本当にありがとうございました
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今年も参加されていたのですね。
午後からの天気予報が悪かったのでフライングスタートしました。
かき氷に焼きもちなどグルメウォーキングを楽しまれたようですね。
これから秋の大会が増えてきますので何処かでお会い出来ることを楽しみにしています。
次回はおごと温泉パノラマウォークに参加予定です。
投稿: ちゅうさん | 2016.08.24 23:52
ちゅうさん コメントありがとうございます~。
会場に着いたのも、ゴールしたのも遅かったので、お会いできず、残念でした。
暑かったので、かき氷や焼き餅で、気分をアゲながらじゃないと、完歩はムリでした(^^;
これからは、涼しくなって、歩きやすくなりますね。
「おごと」と「天橋立」は、仕事と重なってしまったので、
秋の近畿でのウォーキングは、和泉弥生から参加の予定です。
またお会いできるのを楽しみにしています。
投稿: CHIKI | 2016.08.25 17:50