第14回 大和路まほろば2dayウオーク 1日目
奈良県橿原市で11/26~27日に開催された
「第14回 大和路まほろば2dayウオーク」に参加してきました。
参加負担金は、事前申込で1,500円(当日申込は2,000円)。
記念記念品は薄手で軽いバッグ。
着替えや、立ち寄り温泉用のお風呂グッズを入れたりするのに便利そうです
会場の最寄り駅は、近鉄・南大阪線の橿原神宮前駅。
近鉄の電車には、初めて乗車しましたが、
阿部野橋駅での「古市で後ろの車両4両を切り離します」のアナウンスに、
方向音痴の私は、「え? どっちが後ろになるの?!」とドキドキでした(笑)。
橿原神宮前駅前広場(←ややこしい)には、幸せの黄色いポストが。
オブジェとかではなくて、ちゃんと集配している現役ポストさんでした。
ウオーキング大会に参加するたびに、最寄り駅から自分にハガキを出すというのも楽しいかもですね
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…と、それはさておき、「大和路まほろば2dayウオーク」。
大会のキャッチコピー(?)は、【誕生(はじまり)の地、日本(やまと)を歩く。】
コースは、1日目が「巨石のパワーポイント」、
2日目が「大和三山と大神神社の古代神話が語るパワースポット」です。
1日目にチョイスしたのは、
「記紀・万葉の原点古墳・石舞台古墳 ミステリーパワースポットコース」20km。
9:05 ヘルシア1本を受け取ってスタートです。
まずは、会場のお隣の橿原神宮へ。
初代天皇である神武天皇は、橿原宮で即位した、という「日本書紀」の記述に基づき、
明治23(1890)年に建てられた神社だそうです。
祀られているのは、神武天皇と、その皇后の媛蹈韛五十鈴媛(ひめたたらいすずひめ)。
北参道から北神門を通lり、外拝殿(げはいでん)で神さまにごあいさつ。
神さまがいらっしゃるのは、外拝殿の奥にある内拝殿の、そのまた奥にある本殿だそう。
このあたり、いろいろと予習不足だったので、
次に行く時までに、もっとちゃんと調べておかなくてはっ
表参道をてくてく。
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のどかな風景の中をてくてく歩いて、明日香村へ。
国営飛鳥歴史公園・甘樫丘(あまかしのおか)地区をてくてく。
天樫丘はどのあたりなのかしら?(←またしても予習不足)
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飛鳥川を渡ります。
橋の手前には、「聖徳太子ご生誕所 橘寺」の石標。
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蘇我入鹿首塚
中大兄皇子らに暗殺された蘇我入鹿の首が、ここまで飛んできて落ちたと伝えられている場所だそう。
首塚の横にあった「歩いてまなぶ奈良の歴史(飛鳥編)」には、
これはある政変で中大兄皇子らに討ち取られた蘇我入鹿の首を供養するために造られたと言われています。
その政変とは何でしょう?(1)壬申(じんしん)の乱 (2)白村江(はくすきのえ)の戦い (3)乙巳(いっし)の変
という三択問題が。
「憎い入鹿を虫殺し(645年)」たのは「大化の改新」だと思っていたけど、選択肢にないぞ??と思ったら、
蘇我入鹿が暗殺されたのは「乙巳の変」という政変クーデターで、
「大化の改新」は、その後に行われた一連の政治改革のことなんですって。むむむ。
最近の小中学校の教科書で、歴史の勉強をやり直すべきかなあ
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そして、その蘇我入鹿暗殺現場の伝飛鳥板葺宮跡
4つの宮跡が、重なって埋もれているそうです。
ここから首塚の場所まで飛んでいくのは、かなり大変よ(笑)。
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10:20 石舞台古墳 チェックポイント
石舞台はどこ? とキョロキョロしていて、チェックポイントの写真を撮り損ねました
そして、石舞台にもたどり着けず…(石舞台は、たぶん向こうの丘の上)。
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聖徳太子生誕地?橘寺の横をてくてく。
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亀石
見てるだけで、のほほーんとした気分になれますね。
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鬼の俎(まないた)と鬼の雪隠(せっちん)。
7世紀後半、飛鳥時代の古墳の石室。
もとは、ひとつの石室だったもので、雪隠が蓋石、俎が床石だそう。
まないたの方が、宮内庁の管理になってるのは、近くに天皇陵があるからかな?
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キャベツ畑を眺めながら、てくてく。
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国営飛鳥歴史公園・高松塚周辺地区。
砂遊びで作るプリンみたいな形をしているのが高松塚古墳。
7世紀末から8世紀初めにかけてつくられた終末期古墳だそう。
横から見ると、またイメージが変わりますが。
中に描かれていた「西壁の女子群像」などの壁画は、
現在、修理施設に移されて、保存修理作業中だそうです。
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11:35 キトラ古墳壁画体験館 四神の館
キトラ古墳やキトラ古墳壁画について、わかりやすく楽しく学べる体感型の施設。
今年の9/24にオープンしたばかりだそうです。
入場は無料。
キトラ古墳の石室の原寸大模型があったり、壁画の発掘や修復の様子が動画で見られたり。
充実した展示で、見ごたえがありました。
そして、ホンモノのキトラ古墳も見学。
古墳の前には、石室の中の壁画と同じ大きさで作られた四神の乾拓版(かんたくばん)が。
上に紙を乗せて鉛筆でこすると、絵が写し取れるそうです。
(拓本の乾燥バージョンですね)
紙も鉛筆も持ってなかったのが残念。
高松塚古墳とキトラ古墳は、期間限定で壁画の実物の公開をすることがあるそう。
詳しい情報は、文化庁のホームページをチェックチェック!
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「在りし日の高取城CG再現写真」の横を、てくてく。
高取城は、南北朝時代に豪族「越智氏」によって基礎となる部分が築かれたお城で、、
近世には、豊臣秀長の支持を受けた本多氏が入城して、近世的城郭として整備したそう。
江戸時代には、植村家2万5千石の城下町として栄えていたということで、
長屋門のある武家屋敷が残っていたりも。
植村家長屋門
文政9(1826)年に造られたもので、門の中には、東西に各4室の部屋があり、
江戸時代には、高取藩に仕える中間(ちゅうげん=最下級の武士)たちが、
それぞれの部屋に住んでいたそう。
田塩家も、長屋門ありの武家屋敷。
上手く撮れなかったけど
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12:00 高取児童公園
公園の入り口には、高取城内にあった松ノ門が移築復元されてました。
ここで、事前に申し込んで、出発会場で受け取っていた柿の葉寿司850円でお昼ごはん。
脂ののったサバと鮭のおすしは、ほんのり柿の葉の香り。
青空の下で頬張る柿の葉ずし、最高でした。
20分ほど休憩して、再スタート。
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12:25 街の駅「城跡」 チェックポイント
このあたりは、6世紀の初め頃に、大和朝廷の都造りの労役で土佐から召し出された人達が、
任務終了後に朝廷の援助がなくて帰郷できず、この地に住み着いたということで、
故郷をしのんで「土佐町」と名付けられているそう。
(大和朝廷ったら、なんてひどいことを…)
土佐街道は、古い町屋が残る石畳の道。
「だらにすけ」は、大峰山 の開祖「役行者」が製法を教え伝えたと言われる胃腸の薬だそうです。
ここからは、吉野も近いんですね。
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12:50 飛鳥駅
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線路の向こうに見えた「みみず一風散」の看板が気になりつつ、てくてく。
帰宅後に調べてみたら、
「みみず一風散は、みみず「地竜」エキスを使った痛みと熱に効く解熱鎮痛剤」だそう。
いろんな薬があるものですねえ
◇天真堂製薬株式会社 www.tenshindo.co.jp - みみず一風散 -
こちらの会社でも、陀羅尼助(だらにすけ)を製造しているようですよ。
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近鉄吉野線・岡寺駅の近くをてくてく。
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13:15 久米寺
聖徳太子の弟だった来目皇子(くめのおうじ)が創建したと伝えらるお寺で、
「久米(くめ)の仙人」の伝説にちなんだお寺としても、知られているそうです。
久米仙人は、神通力で空を飛んでいる時に、川で洗濯している女性のふくらはぎに目がくらみ、
神通力を失って墜落したというエピソードを持つ伝説の仙人。
境内にある久米仙人像は、軽々と空を飛ぶ、飄々としたおじいさんって感じ。
なんだか、可愛らしかったです。
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13:30 ゴール\(^O^)/
ゴールでいただいたおかきは、生駒にある高山製菓さんのもの。
サクサクした素朴な味で、とてもおいしかったです。
通販もできるたみいなので、今度買ってみようかな。
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GPSのログは、こんな感じ↓
コースマップでの距離は19.8km、GPSでの測定距離は20.4km、
IVVの認定距離は20kmでした。
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会場では、「第三回あったかもんグランプリ最優秀賞受賞 高取ごんだ鍋」300円なんてのが売られていたりも。
「薬草大和トウキ入り餅」がどんなのか気になったので、食べてみました。
高取町の郷土食「ごんだ汁」をアレンジした料理だそう。、
大和当帰(ヤマトトウキ)入りのお餅は、セリのようなほろ苦さで、
食べると身体の中から、キレイになりそうなお味。
クセのある味が、クセになりそうな、(←うまく表現できない)
そんな、おいしさでした。
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「振舞そうめん」もいただきました。
そうめんのフシの部分が入ったお味噌汁。
後ろに並んでいた人達(たぶん東京の人)が、「味噌汁にそうめん!?(@_@)」とびっくりしてたけど、
(私も、大阪に来るまで知らなかったけど)
これって西日本独特の食べ方なのかしらん?
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そして、歩友さんからは、亀石近くの直売所で買ったという柿をいただいたりも。
4個で100円だったそう。
甘くて、カリッとしてて、ぺろっと食べられちゃうおいしさでした。
ごちそうさま~
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帰り道には、こちらのお店で、おみやげを購入。
◆埴輪まんじゅう本舗
橿原オークホテルのお隣にある(売り場はオークホテル内にある)お店。
「埴輪まんじゅう」は、2個入りで195円。
人形、馬、壷、鈴の4つの形がある、こしあん入りのカステラ。
コクがあって、しっとりとしたカステラに、さらっとしたこしあんがいいバランスでした。。
「飛鳥乙女」は、3個入り810円(梅・あずき・くりの3種。写真は梅味)。
牛乳を7~8時間煮詰めて作る古代のチーズ「蘇」を使ったお菓子。
「飛鳥乙女」と名付けたのは、作家の邦光史郎氏だそうです。
ケーキの上に乗っている白い板みたいなのが「蘇」で、
食感は、山形の「おしどりミルクケーキ」をソフトにしたような感じ。
チーズとキャラメルの間のようなお味でした。
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第14回 大和路まほろぱ2dayウオーク2日目につづく→☆
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お疲れさまでした。
甘樫の丘は表示の石があった所から中に入れば登れますよ。
小高い丘で大和三山が見渡せます。
明日香を歩くときは景色を見渡しながら弁当を食べるお気に入りポイントです。
蘇我蝦夷・入鹿親子の邸があったと言われている所です。
投稿: ちゅうさん | 2016.12.05 18:48
ちゅうさん、こんばんは(^^)
甘樫の丘の情報をありがとうございます。
眺めるだけじゃなくて、上まで登れるんですか!
(って、予習不足すぎですね(^^;)
大和三山を見渡しながのお弁当タイム、気持ちがよさそう。
気候のいいときに時間を作って行ってみたいと思います。
投稿: CHIKI | 2016.12.06 21:44