初春文楽公演
初春文楽公演の第1部を観に国立文楽劇場へ。
「初春公演」ということで、ロビーには「餅花」が飾られていたり、
「にらみ鯛」のレプリカが置かれていたりと、華やかな雰囲気です。
「にらみ鯛」というのは、お正月用の尾頭付きの鯛の塩焼きのこと。
関西には、三が日の間は、この鯛に箸を付けず、お膳の前に供えておく風習があり、
食べずにただ睨むだけだから「にらみ鯛」と呼ばれているそうです。
そして、上方の劇場では、戦前から正月飾りとして舞台にも飾られ、
新春の風物詩として親しまれていたと言うことで、
客席前方の天井にも、真っ赤なにらみ鯛と大凧が飾られていました。
第一部の演目は、
国立劇場開場五十周年を祝ひて「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」
「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)」環の宮明御殿の段
「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」十種香の段/奥庭狐火の段
の三つ。
力強く華やかな踊りで、ちょっぴりユーモラスな「寿式三番叟」に、
人形が三味線を弾くあて振り(?)が見事な「奥州安達原」、
八重垣姫の初々しさと、狐に変化した時の躍動感ある動きにワクワクした「本朝廿四孝」。
とても楽しい時間が過ごせました。
*-*- -*-*
観劇の前の腹ごしらえは、黒門市場にあるお店で。
◆コーヒー・サンドイッチ おいで
いただいたのは、好きなサンドイッチにコーヒーか紅茶が付いて750円という「手作りサンドイッチセット」。
サンドイッチは、玉子サンド&カツサンドの「2色サンド」をチョイスしました。
関西の玉子サンドは、玉子サラダではなくて卵焼きが挟まってるんですよね。
マスタードとケチャップが薄く塗られたパンに、ジューシーな厚焼き卵の玉子サンド。
ボリュームがあって、おいしかったです。
カツサンドも、カツがやわらかくで美味でした。
隣の席に座っていた常連さんとお店のおかみさんが、あけすけなガールズトークをしていたのも、
「ミナミやなあ」って感じて楽しかったです(笑)。
店内は、小さなテーブルが2つで、そんなに広くないので、
次はお持ち帰りにしようかな。
黒門市場は、この日も外国からの観光客がたくさんで、
ここはどこの国?って感じでした(@_@)
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コメント初めてまして、かも???
文楽はこどもが小学生だった時に、親子優待が当選して何度か観に行ったことがあります。もちろんこどもをダシにして自分が観たかっただけなのですが…
人形の指先の動きがしなやかでとても色気があるように感じた記憶があるのですが、夏休みの暑い日中にエアコンが効いたなかで不覚にもかなりの時間、居眠りしてしまった記憶のほうが強いかも。(帰宅してこどもにチクられてしまい、何しに行ったんや?と奥さんにえらい怒られました…)
実はこの演題、チケットプレゼントの広告が新聞に載っていたので当選する気満々で応募したのですが、当然のように連絡なし。やはりちゃんと自腹で正規チケットを買わないと居眠りしてしまうことを見透かされてしまった???
投稿: マサ | 2017.01.29 23:23
マサさん こんばんは~。コメントありがとうございます
お子さんと一緒に文楽鑑賞、ステキですね。
夏休み公演は、子どもと一緒に見た方が、楽しさが増す気がします。
文楽で居眠りは、私も、三味線と浄瑠璃の心地よい響きについウトウトしてしまい、
手に持ったパンフレットを落としそうになった事が何度かあります。てへへ
最近は、字幕とイヤホンガイドが、居眠り防止に役立っております(笑)。
チケットプレゼント、当選しなくて残念でしたね。
今回の演目は、動きが楽しいものが多くて、楽しかったですよ。
私は、第2部を見た人から、浄瑠璃に「私失敗しないので」とか「君の名は」とか、流行の台詞が出たという話を聞いて、そっちも見れば良かったーと思いました。
投稿: CHIKI | 2017.01.30 21:19