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人形浄瑠璃とうずしおを見に淡路島へ

兵庫に住むお友達と久しぶりのデート

お互いが行き先候補をいろいろ出し合った結果、
「一緒に行ったことがない場所」&「今が旬」ということで、
人形浄瑠璃とうずしおを見に、淡路島に行くことに。

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「うずしお」は、潮の満ち引きと鳴門海峡の早い潮流と海底の地形で生じる自然現象。
春と秋は他の季節より潮の流れが速くなるので、
大きなうずしおが見られるチャンスが増える「うずしおの旬」なんだそうです。

うずしおというと、徳島県の鳴門市というイメージだったけど、
兵庫県の淡路島(南あわじ市)からも、うずしおを見るための船が出てるんですね。

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さて。
淡路島観光は、自家用車でドライブが便利ですが、
ペーパードライバーの私たちなので、淡路島へは高速バスで向かいます。

三ノ宮からも乗れるけど、今回は高速舞子からの乗車。
今回の目的地、福良までの運賃は片道1,950円です。

淡路交通株式会社
神姫高速バス情報サイト

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高速舞子のバス停は、JR舞子駅から長~いエレベーターを上がり、更に階段を上がった先。
ここに来ただけでも、旅気分が盛り上がります(笑)。

バス停には、待合室と乗り場があるだけで、券売機は無いので、運賃は車内精算。
ICカードも使えないので、事前に小銭を用意しておくが吉。

途中いくつかのバス停に停まりつつ、約1時間で、淡路島の南端、福良バス停に到着~

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まずは「淡路人形座」へ。

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淡路人形浄瑠璃は、約500年の歴史がある人形芝居で、
現在は国の重要無形民俗文化財にも指定されている郷土芸能。

最盛期の18世紀前半には、島内に40以上の人形座があって、千人近い人形遣いがおり、
淡路島だけでなく日本全国を巡業していたそう。
大阪に出て「文楽」を創始した植村文楽軒も淡路出身なんだそうです。

淡路人形座は、1964年に吉田傳次郎座の道具類を引き継いで興業を始めた人形座の常設館で、
現在の建物は2012年にできたものだそうです。
1日4回の公演が行われていて、料金は大人1,500円。

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客席は「芝居小屋」という感じの趣あるつくり。
館内には、吉田傳次郎座に伝わる人形のかしらや衣装、看板なども展示されていました。

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この日の演目は、淡路独自の演目「戎舞(えびすまい)」と、
八百屋お七の話として有名な「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」。

Photo

庄屋さんが注ぐお神酒を飲んで、だんだんと酔っ払っていく戎さまのユーモラスな動きにクスッとしたり、
火の見櫓の梯子を登っていくお七(と人形遣いさんたち)のアクロバティック?な動きに目が釘付けになったり。

そのほか、人形のしくみや動かし方についての解説や、
「大道具返し」という舞台背景が次々と変わる淡路独特の舞台機構の実演もあり。
淡路人形浄瑠璃のオイシイところを見られる、とても楽しい公演でした。

上演中は撮影禁止だけど、終演後には人形と一緒に写真を撮れる撮影タイムもあり。

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私も、扇子で頭を撫でてもらったり、一緒に写真を撮ってもらったりしたけれど、
ここには人形だけで撮らせてもらった写真を乗せておきます

淡路人形浄瑠璃の人形は、文楽の人形より頭が大きいんですって。
気づかなかった-。

売店では「淡路人形浄瑠璃オリジナル黒衣人形」500円と「おしゃれ手拭いたおる」750円を購入。

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手拭いたおるは、くろちく製。
柄に「ガブ」のかしらも入っているところがステキ

淡路人形座は、常設館以外でも公演することがあるそう。
機会があったら長い演目も見てみたいなあ。

淡路人形座
淡路人形芝居サポートクラブ

そうそう、今回の淡路人形座のチケットはJTBの割引チケットサイト「PassMe!」で購入してみました。
利用にはスマホが必要だけど、カード決済ができて、割引にもなるので(淡路人形座の場合は100円引)、ちょっといいかも。

【公式】PassMe! おでかけ割引チケット 日帰りレジャーのパスミー!

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人形浄瑠璃を見た後は、お昼ごはん。
ちりめんロードをてくてく歩いて、お店に向かいます。

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◆ひらまつ食堂

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福良漁港近くにある食堂。
いただいたのは「おさかな定食」1600円。

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ふんわり柔らかいサワラのタタキに、甘~い新玉とゲソのかき揚げ、新鮮なお刺身、絶賛売り出し中の淡路島サクラマス、ぷっちりしっとりの食感も楽しいサワラの子などなど、どれもおいしくて大満足でした。

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食後は、まちなかをちょこっと散策。

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福良元標とか、古そうな看板(「ハイシーA」1968(昭和43)年発売)が掲げられた薬屋さんとか。

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白い瀟洒な建物の「浦瀬医院」は、旧福良庁舎だそう。
トタン貼りのぼろ屋にしか見えない(←失礼)「石川写真館」は、江戸時代の建物と言われているそうですよ(@_@)

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散策しているうちに、満潮の時刻が近づいてきたので、うずしおクルーズへ。

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乗船したのは、福良港うずしおドームなないろ館から出港する「咸臨丸」で、乗船料は2,000円。

灯台や史跡を眺めながら、うずしおポイントの鳴門海峡に向かい、
うずしおを見て福良港に戻る約1時間のクルーズです。

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まったりと凪いだ海ですが、大鳴門橋の下は波立つほどの潮流の速さ。

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大鳴門橋をくぐって、うずしおポイントへ。

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あっちこっちでぐるぐるぐるぐる。
船のどちら側でよく見えるかの説明もあり、時間もたっぷりあって、うずしおを満喫できました。

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大きい渦は迫力あったけど、ぽわんと生まれる小さい渦も可愛らしくて良かったですよ。

*-*

船の名前が「咸臨丸」なので、船内には咸臨丸についての資料が展示されていたりも。

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艦長室にいるのは勝海舟さんと福沢諭吉さん?

うずしおクルーズ

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下船後は、練り物とアイスクリームでおやつ。

練物屋 淡路島玉ねぎ天 220円

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淡路島蒲鉾(株)オキフーズの直営店。

天ぷらは注文してから揚げてくれるので、揚げたてあつあつ。
甘い玉ねぎたっぷりで、ぷりっぷりの食感。美味でした。

*-*

◆G.エルム ダブル(いちご&しぼりたて牛乳)340円

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素材にこだわったアイスクリーム屋さんだそう。
ミルク味濃厚なしぼりたて牛乳に、フレッシュなおいしさのいちご。
舌触りもなめらかで、とてもおいしかったです。

他の味も食べてみたいなーと思ったら、楽天市場でも買えるみたい。
お取り寄せしちゃおうかしらん。

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……と、福良を満喫して一日が終わりました。

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帰りも高速バスでびゅびゅーんと。
夕方は道路が混むので、三ノ宮まで乗るより舞子で下りて電車で移動した方が早いみたいです。

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