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第6回きのくに海南歩っとウオーク1日目

和歌山県海南市で、5/20~21に開催された
『第6回きのくに海南歩っとウオーク』に参加してきました。

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市外からの参加費は、事前申込で1,000円。
今年の記念品は「ペタッ!と貼りつくバスクリーナー」。
海南市にあるアイゼンという会社が作っているようです。

「洗剤なしで湯アカ・水アカをスッキリ落とします」というこのバスクリーナは、
かなりのスグレモノのようで、奥さまが通販で購入して使っているという歩友さんもいたくらい。
見た目も可愛いので、使うのが楽しみです。

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趣旨が「豊かな自然、文化を持つ海南市の魅力を盛り込んだウォーキングコースを設定し、
楽しみながら市民の健康、体力の増進を図るとともに、全国からの多数の参加者に対して
さまざまなおもてなしを行い、海南市のPRとまちの活性化を目指す」というこの大会。
私は昨年初めて参加して、そのおもてなしの素晴らしさに感激しました

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事前申し込みで送られてくる「参加通知書」や、当日に渡されるパンフレットには、「おもてなし一覧」も載っています。
今年のおもてなしも楽しみ楽しみ

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1日目は、「豊かな自然なを歩く」西・南コースで、距離は3km、9km、14km、24kmの3つ。
私は24kmをチョイスです。

 9:15 亀川中学校音楽部の太鼓と、海南中学校吹奏楽部の演奏に送られて、スタート。

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海南市健康ロードをてくてく。

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健康ロードは、平成6(1994)年に廃線になった野上電鉄の軌道跡を利用した自転車歩行者専用道路。
道路脇には、地元の学生が描いた絵が飾られていて、
駅があった場所は、「はたがわひろば」「かすがまえひろば」など旧駅名が付いた「健康ロードの駅」(広場)になっていました。

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JR海南駅に向かっててくてく。

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駅前のコインパーキングは、24時間300円とか1日250円とか。
まあ、お安いわっ!

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JR紀勢本線沿いの道を歩いて、

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12:40 藤白神社

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熊野参詣道(熊野古道)に設けられた九十九王子社のひとつ藤白王子跡に建てられた神社。

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いただいた「紀州南高梅 種なし梅 トリプルプラム」は、「子供にもやさしいメープルシロップ入り」と書かれた青梅。
(食べちゃった後の写真でゴメンサナイ
果肉が柔らかく、甘酸っぱくて、とてもおいしかったです。

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熊野古道を藤白坂へ。

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「墓畔」(木田道太郎作詞、打垣内正作曲)という曲の碑?があるのは何でだろう?と思ったら、
ここは、今から1300年以上前、孝徳天皇の息子である有間皇子が、政敵であった中大兄皇子の策略にかかって絞殺された場所で、近くには有間皇子のお墓もあるから、でした。
予習不足を大反省… お墓参りは次回の宿題にします。

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そして、藤白坂には、丁石地蔵さん達がいらっしゃったりも。

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今から250年余り前に、海南にある全長寺の第14世住職であった全長上人が、
藤白坂の距離を明確にし、道中の安全を祈願する憩いの場所として安置した17体のお地蔵さま。

その後、年月と共に谷に落ちたり地に埋もれたりして、
昭和56年には4体が現存するだけになってしまっていたので、
新しい地蔵を加えて17体に復元したそうです。

一丁地蔵さまは、全長上人が安置した当時のものだそう。
無事完歩できるようお願いして、坂道を登ります。

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四丁地蔵さま、五丁地蔵さまを過ぎて、更に坂道をてくてく。

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連なって歩く様子に、「蟻の熊野詣」のコトバを思い出したり。

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草の中の六丁地蔵さまと、ちょっと豪華?な七丁地蔵さまを過ぎて、
まだまだ坂道…

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八丁地蔵さまの先で、見晴らしのいい場所に出ました。
和歌山マリーナシティや関西電力和歌山発電所、そして紀伊水道の向こうには淡路島も見えます。

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九丁地蔵さまを過ぎて、まだまだまだ坂道。

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十丁地蔵さま、十一丁地蔵さまを過ぎ、竹林の中をてくてく。

十三丁地蔵さまの先には、「筆捨松」と「硯石」が。

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もともとこの場所には、舒明天皇(629年~641年)が熊野への行幸の途中で
王法の隆昌を祈念して投げた小松が根付いたという「投げ松」があったそう。

その後、平安時代の初め頃に、有名な宮廷絵師であった巨勢金岡(こせのかなおか)が
熊野権現の化身の童子と競画して破れ、悔しさの余り投げ捨てた筆が、投げ松の所に落ちたので、
以来、「筆捨松」と呼ばれるようになったそう。

そして、「硯石」は、紀州徳川家の初代藩主・賴宣(よりのぶ)が
「筆捨松」の伝承を元に、自然石に硯の形を掘らせたと伝わるもの。
酔狂なお殿様ですね。

十五丁地蔵さま、十七丁地蔵さまを過ぎ(あ、十六丁地蔵さまに気づかなかった)、
峠を登り切ると、

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 10:40 地蔵峰寺

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本堂の中には、元享3(1323)年に造られたという大きな石のお地蔵さまがいらっしゃいました。
お堂の中にいらっしゃるので、700年近く前に作られたとは思えないくらいキレイで、
ずーっと見ていたくなるようなステキな顔立ちでした。

パンフレット(50円)が欲しかったけど、小銭の持ち合わせがなかったので今回は断念。
次回は小銭の用意を忘れずに!(と自分用にメモ

こちらではオレンジジュースをいだだきました。

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濃厚なジュースにジューシーなオレンジで、坂道での疲れが吹き飛びました。ごちそうさま!

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山並みを眺めながらてくてく。

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道の横には農業用の運搬機。

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急斜面に延びるレールがジェットコースターみたい。

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そして、峠を下ります。

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眺めの良い急な下り坂にハイテンション!(笑)

でも本当の熊野古道は、ちょっと違う道なんですって。

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いつか歩いてみたいなあ。

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 11:30 善福院 (昼食・チェックポイント)

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建保2(1214)年に栄西禅師によって創建された禅宗寺院で、
嘉歴2(1327)年に建てられた禅宗様式の釈迦堂は国宝に指定されているそう。

内部も拝観したかったけど、またしても小銭の持ち合わせが無く断念…
次回は小銭で200円を用意だぜ!

そして、ここで、事前に注文しておいたお弁当(600円)を受け取って、お昼ごはん。
国宝の釈迦堂の横に座ってお弁当が食べられるって、ある意味贅沢

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この日のお弁当は、海南市下津町にある仕出し屋さん「二鶴」のもの。

メニューは、鰆の塩焼きに、だし巻きたまご、梅鳥フライ梅肉風味、煮物、さくら山椒しらす煮と、
昨年2日目の、「お食事工房みき乃や」さんのものとほぼ同じ。
海南らしいメニューが入って、ボリュームもあり、おいしかったです。

おもてなしでは、夏みかんのシロップ漬けをいただきました。

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凍らせてあるので、ひんやり冷たくて、シャリシャリとした食感。
甘くて、シアワセなおいしさでした。ごちそうさま!

30分弱休憩して 11:55 再スタート。

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海に向かって坂を下り、

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 12:15 塩津

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ここでは、できたての「しらす丼ぶり」をいただきました。

ほかほかのごはんに、ふんわりやわらかなしらす。
お弁当を食べたばかりでも、するっと食べられちゃうおいしさでした。

海を眺めながら、シアワセのひととき

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集落を抜ける階段(けっこう長くてキツイ)をてくてく。

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 13:00 つり公園付近

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こちらではかき氷のおもてなしがありました。
味が選べるのがうれしいですね。

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近くには大崎荒磯万葉歌碑も。
「大崎(おほざき)の荒磯(ありそ)の渡り 延(は)ふ葛の 行方(ゆくへ)も無くや 恋ひ渡りなむ」(作者不詳 巻12-3072)

冷たいかき氷を食べながら海を眺め、万葉の昔を想って、しばしのんびり。

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 13:33 げんき大崎 かざまち(おもてなし・チェックポイント)

大崎は、万葉の昔から「風待ち港」として栄えた港だそう。
こちらでは、寒天、オレンジ、かざまち揚げをいただきました。

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かざまち揚げは、魚のすり身にひじきなどが入った関西で言うところの天ぷら。
ふわふわの食感で、とてもおいしかったです。
ひじきや天草も、このあたりで採れるんですね。

そして、「美女2人でお持ちしてます」という看板に釣られて(笑)、2階のカフェへ。

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港を眺めながら潮風に吹かれ、美女さんにサーブしてもらったリンゴジュース(300円)でひと休み。
心地よい空間でした。

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海辺の道をてくてく。

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途中に「紀伊国屋文左衛門船出の地石碑」があったらしいけど、見逃したぞ

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14:55 ゴールの市民交流センターに到着\(^O^)/

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抽選会ではステキなものが当たったけど、その話はまた後日

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GPSのログと高低差はこんな感じ↓

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IVVの認定距離は24kmでした。

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帰りは、スタート会場までのシャトルバスもあったけど、
歩友さんたちと歩いてJR下津駅まで行き、電車に乗りました。

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のどかな無人駅。ローカル気分が味わえましたよ。

第6回海南歩っとウオーク2日目につづく→

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