第6回 道後湯けむり遍路道ツーデーウオーク 2日目
「第6回 道後湯けむり遍路道ツーデーウオーク 1日目+」からのつづき
2日目のコースは、3km、8km、20km、31kmの4つ。
私は20kmの「六ヶ寺めぐる遍路道コース」をチョイス。
8:40 えいえいおー!の檄の後、バスに乗り込みます。
バスチケットは1,000円。
9:25 出発点の浄瑠璃寺に到着。
46番札所。
「御利益のよろず屋」とも言われるお寺だそう。
って、ありがたみがあるような、ないような…?
境内には、
「おかけください」と書かれた「説法石」(おしゃかさまが修行したインドの霊鷲山の石)があったり、
「はだしで踏みなさい」と書かれた「佛の足跡」があったり。
あ、「仏手石」を見逃したぞ
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浄瑠璃寺から八坂寺へ。
のどかな道をてくてく。
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9:40 八坂寺(チェックポイント)
天井に天女の絵が描かれた山門を通って、境内へ。
本堂の地下には、阿弥陀仏さまがぎっしり(@_@)
閻魔堂の「地獄の途・極楽の途」では、地獄の歩き心地に、ひゃーっとなりましたよ。
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文殊院
四国遍路の元祖「衛門三郎」(空海に謝るために四国巡礼を始め、順打ち20回+逆打ち3回目に、
やっと弘法大師に会えた人、ですね)の邸宅跡に創建されたといわれるお寺。
衛門三郎の死後、空海が、衛門三郎の子供の供養と、悪因縁切の御修法をして
衛門三郎を許した場所でもあるそうです。
ここは、八十八ヶ所の札所ではなくて、別格霊場9番札所だそう。
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「お大師さまお泊跡」と書かれた大きな石碑がある札始(ふだはじめ)大師堂は、
弘法大師が法力で草庵を造って一夜を明かしたとされる場所だそう。
そして、その弘法大師の後を追った衛門三郎が、自分がお参りしたことがわかるよう、
このお堂に自分の住所と名前を書いたお札を貼ったことから、
「納札(おさめふだ)」の始まり=札始(ふだはじめ)と呼ばれているそう。
こちらは番外霊場だそう。
前を歩いていた人が
「四国八十八ヶ所には、本編の他に番外編がいろいろあるんだね」と言っていたけど、
そういうとらえ方でOK?
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10:30 杖が淵公園で、とら巻のお接待
松山銘菓のタルトと思って食べていたら、
歩友さんが、「黄色と茶色の虎模様があるから「とら巻」だよ」と教えてくれました。
しっとり生地にたっぷりあんこ。ほどよい甘さでおいしかったです。ごちそうさま!
「杖が淵」の名前の由来は、弘法大師が杖を突き立てたら水が湧き出したことからということで、
園内には、名水百選にも選ばれている「杖の淵名水」があります。
やわらかくまろやかな味のお水でした。
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10:45 西林寺
48番札所。
なぜか、境内の写真を1枚も撮ってなかったよ
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「東松山幼稚園」の看板に、埼玉県を思いつつ(笑)、てくてく。
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11:25 鷹子運動公園で、おにぎりと豚汁とお茶のお接待
おにぎりは、じゃこ、にんじん、しいたけの炊き込みご飯。
お米は、名水を使って栽培しているそう。もちもちでおいしかったです。
豚汁の具は、豚肉、里芋、厚揚げ、こんにゃく、しめじ、ねぎ。
それと、出汁を取った後の昆布を細く切ったものが入ってました。
だしは、じゃこと昆布でとっているそう。瀬戸内らしいなあ、と思いました。
ごちそうさま!
ここで、35kmコースを歩いて来た歩友さんに追いつかれたので、
抜かされないよう、先に出発(笑)
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11:50 浄土寺
49番札所。
奈良時代に孝謙天皇の勅願寺として創建され、弘法大師によって再興されたお寺だそう。
お寺の塀には、「東道後温泉 久米之癒 第4源泉」の扉が(@_@)
東道後温泉は、安政時代の伊予の大地震の時に、
浄土寺の境内から湧出したのが始まりなんですって。
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のんびりと景色を眺めながら、てくてく。
このあたりでは、他にもいくつかイベントが行われていたらしく、
いろんな矢貼りが交錯しておりました。
そして、ちょっと気になったゴミの分別表。
「水銀ごみ」とか「埋め立てごみ」って何?と思ったら、
水銀ごみ=電球や蛍光灯、ボタン型電池、埋め立てごみ=陶磁器類、乾電池でした。
ゴミの分別って、地方によってけっこう違っていて、おもしろいですよね。
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12:15 繁多寺
みかんのお接待がありました。
甘くてジューシー。ごちそうさまでした!
繁多寺は第50番札所。
高台にあるので、とても眺めがよかったです。
ここで、ふたたび歩友さんに追いつかれ、ここからはご一緒していただきました。
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東野お茶屋跡
松平松山藩初代藩主の隠居所だった場所で、
東野御殿と呼ばれる建物と、広大な庭園があったそう。
こちらでは、お茶とお茶菓子のお接待がありました。
おばあちゃんちでいただくような懐かしい味に、心ほっこり。
ごちそうさまでした!
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13:00 石手寺
51番札所。
山門前には、衛門三郎さん。
石手寺の名前は、衛門三郎の生まれ変わりが手に石を握って誕生したいう逸話からきているそう。
境内は広く、建物やら主義主張やら、いろんなものが盛りだくさん!な印象のお寺でした
こちらでは、ポンジュースと色紙(でいいのかな?)のお接待がありました。
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13:40 道後公園でゴール\(^O^)/
お接待でおしるこをいただきました♪
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GPSのログはこんな感じ↓
(画像をクリックすると拡大します)
IVVの認定距離は20kmでした。
歴史ある遍路道と札所を、あたたかいお接待を受けながら快適に歩く事ができ、とても楽しい2日間でした。
スタッフの方々、お接待して下さった方々、お話して下さった方々、一緒に歩いて下った方々に感謝です
ってなところで、ウォーキングは終了。
でも、帰りのフェリーまで、まだちょっと時間があるので、
「第6回 道後湯けむり遍路道ツーデーウオーク 2日目+」に続きます。
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