初春文楽公演
初春文楽公演の第1部を観に、国立文楽劇場へ。
お正月なので、ロビーにはまゆ玉飾り、
舞台上には東大寺別当による「戊戌」の揮毫と2尾のにらみ鯛。
六代目竹本織太夫の襲名披露と八代目竹本綱太夫の五十回忌追善公演でもあるので、
劇場内は、華やかでおめでたい雰囲気が漂ってました。
第1部の演目は、
「花競四季寿(はなくらべしきのことぶき)」 万才・鷺娘、
「平家女護島(へいけにょごのしま)」 鬼界が島の段、
八代目竹本綱太夫 五十回忌追善 豊竹咲甫太夫改め 六代目竹本織太夫 襲名披露 口上
そして、
追善/襲名披露 狂言 「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」合邦住家の段。
幻想的で美しい「花競四季寿」、
ラストシーンのやるせなさと寂寥感に息が詰まった「平家女護島」、
玉手御前の覚悟と壮絶な美しさに見入ってしまった「摂州合邦辻」。
おめでたい初春&襲名披露公演に、こんな人が死んじゃう話でいいの?と思いつつ(笑)、
非日常にどっぷり浸れてよかったです。
そういえば、昨年「天王寺七坂巡り」で通った「月江寺」は、
玉手御前の母が、玉手御前の菩提を弔うために建立した尼寺という設定になっているのだとか。
(写真は七坂めぐりの時に撮ったもの。月江寺は、境内公開をしていないので、外から覗いただけです(^^;)
他にも、愛染坂にあったという料亭「浮瀬亭(うかむせてい)」や、
清水寺の境内にあった「玉出の水」も、「摂州合邦辻」の話に出てくるのだとか。
あのあたり、また訪ねてみたくなりましたよ。
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幕間には、1階ロビーのワゴンで買ったお弁当でお昼ごはん。
四季彩弁当2200円。
初春公演なので、いつもとお値段が違うそう。
内容も、くわいや伊達巻きが入っていたりと、お正月っぽくなってました。
ごはんは、公演ごとに変わるようで、今回はひじきごはん。
どれも丁寧につくられたお上品な味わいで、
30分の幕間に急いで食べちゃうのが、とてももったなく感じるおいしさでした
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