第16回 大和路まほろば2dayウオーク 1日目
4/7~8に開催された「第16回大和路まほろば2dayウオーク」に参加してきました。
昨年までは秋に開催されていた大会ですが、
今年からは「春の神武祭」に合わせて4月開催となったようです。
参加負担金は、事前申込で1,500円(当日申込は2,000円)。
今年の参加記念品は、ハンディタンブラーでした。
大会のキャッチコピー?は、「日本のはじまりを歩く」。
橿原神宮は、初代神武天皇が即位した地ということで、
「神武の地を歩いて、渦巻く聖地のパワーをもらおう!!」だそう
10km、20km、30kmのコースのうち、私は20kmコースをチョイスです。
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スタート&ゴール会場は、橿原神宮森林遊苑。
9:10 水とゼリー飲料をもらって、いざスタート
まずは、参道を歩いて、橿原神宮へ。
初代神武天皇と、その皇后の媛蹈韛五十鈴媛(ひめたたらいすずひめ)が祀られている神社。
外拝殿には、神武祭のイベントのひとつとして、妖怪書家・逢香が奉納した八咫烏画も展示されてました。
橿原神宮の境内には、他に、古墳時代前期の前方後円墳、イトクの森古墳や、
戦没者慰霊のための「甲飛十三期殉国之碑」や「軍艦瑞鶴之碑」などが建つ若桜友苑があったりも。
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9:30 神武天皇陵
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四分町(しぶちょう)や飛騨町(ひだちょう)など、ちょっと気になる町名を見ながらてくてく。
橿原市ホームページの「かしはら町名考」によると、
四分町は、古代朝廷の祭典を司った「遊部(あそびべ)」の人々が住んでいたと思われる場所で、
「「あそぶ」が「そぶ」となり「しぶ」に変化したといわれているそう。
飛騨町は、藤原宮造営のために招集された木工に秀でた飛騨匠(ひだのたくみ)が、
出身国名を居住地名に使った名残だそう。
町名に、古~い歴史あり、ですね。
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9:50 藤原宮跡
694年から710年まで日本の首都だった藤原京の中枢をなす宮殿があったとされる場所。
1キロメートル四方の規模があったそう。
藤原宮跡の向かいのJAの建物の2階には、「橿原市藤原京資料室」なんてのがあったので、入ってみました。
入場は無料で、館内には、藤原京の藤原京の1/1,000模型(約6m×7mの大きさだそう(@_@))や、
藤原宮の解説パネル、撮影コーナー?などがありました。
今回は、あまり時間がなかったので見なかったけど、映像コーナーのビデオも、おもしろそうでしたよ。
展望室からは、藤原宮跡や天香具山が一望。
来館記念として、藤原宮跡限定ネームタグもいただけちゃいました。
菜の花の春バージョンは品切れになってしまったそうですが、
コスモスの秋バージョンもステキです
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耳成山(みみなしやま)に向かって、てくてく。
標高139.6mの耳成山。
ホント、まあるいきれいなかたちをしてますよね。
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中和幹線をてくてく。
奈良県桜井市黒崎から香芝市穴虫に至る奈良県道105号線。
見どころも立ち寄れるお店も特に無い、長くてまっすぐな道を、ひたすらてくてく。
歩き続けるのが、けっこうツラかったです
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11:30 桜井駅(チェックポイント)
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11:50 安倍文殊院
645(大化元)年に安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が創建した安倍寺がはじまりといわれているお寺で、
日本三文殊のひとつ。
そろそろおなかもすいてきたなー、と思ってたところ、
境内にある「いわれ茶屋」の中に歩友さんの姿を見かけたので、同席させてもらって、おやつタイム。
いただいたのは、名物の「亀パン」(200円)。
パン生地とアンにはカボチャが使われているそうで、
説明書きによると、
『亀は健康長寿の象徴、
かぼちゃは、知恵増上・健康・ぼけ封じ・中風封じに効能ありと言われるカロチンを多く含んでいることから、
より健康な毎日を過ごすことを願って作られたパン』だそう。
温めて運ばれてきた亀パンは、しっとりした生地と甘いカボチャあんが、おいしかったです。
腹ごしらえが済んだら境内散策。
「ジャンボ干支花絵」は、パンジーが満開。
「閼加井(あかい)の古墳(文殊院東古墳)」↑と「文殊院西古墳」↓
「文殊院西古墳」は、645年頃に築造されたもので、全国に7件しかない特別史跡古墳のひとつだそう。
1300年以上前のものとは思えないくらい精緻な作りの内部にびっくりでした。
せっかくなので、本堂も拝観。
拝観料は700円で、知恵のお抹茶と吉野葛入り手作りらくがんのお菓子が付きます。
落雁には五芒星の模様。
イケメン陰陽師・安倍晴明(実際はどうだったか知らないけど(笑)を思いながらいただきます。
ゆったり気分になったところで本堂へ。
本堂にいらっしゃる渡海文殊(とかいもんじゅ)さまは、鎌倉時代の仏師、快慶によって作られたもので、高さ7メートル。
脇侍たちも含めて、すべてが国宝に指定されているそうです。
撮影禁止だったので、写真はパンフレットのものですが、
近くで見る渡海文殊さまは、それはもう迫力があって、すばらしかったです。
僧侶の方の説明も、落語のように軽快でわかりやすく(という表現でいいのか?)、楽しかったです。
渡海文殊さま、また会いに行きたいわっ
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天香久山に向かって、てくてく。
13:30 天香山(あまのかぐやま)神社 (チェックポイント)
こちらでは、記念品の「埴安(はにやす)の土」をいただきました。
初代神武天皇が東征の際、
「天香久山の埴で、天平瓫(あまつひらか)を造り、祭祀をするよう」とのお告げを受け、
それを実行したことで、橿原の地に大和朝廷を作ることができたと伝えられている天香久山の土。
いただいた「埴(はに)」は、天香山神社の宮司さんが祈祷されたものということなので、
がっつりパワーを受け取りたいと思います。
境内には、この木の皮で香具山の雄鹿の骨を焼いて吉凶を占ったと古事記に記されている「波波迦(ははか)の木」や、
「明治天皇遙拝所」があったりも。
そういえば、橿原神宮も、明治天皇が創建したようなものですよね。
天香山神社を出て、遠くに見えるのは耳成山?
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14:00 本薬師寺跡(もとやくしじあと)
本薬師寺は、現在奈良市の西の京にある薬師寺(やくしじ)の前身にあたるお寺で、
天武(てんむ)天皇が天武9(680)年に建立に着手したものだそうです。
境内にあるのは、小さなお堂と、ベンチやテーブル代わりの石…
…ではなくて、建立当時にあった金堂や塔の礎石や心礎だそう
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14:20 ゴール\(^O^)/
ゴールでは、ボランティア参加の橿原市立畝傍中学校の生徒さんが元気に迎えてくれました。
朝の会場誘導や参加受付などでも活躍してくれていて、若者パワーがもらえましたよ。
ありがとう♪
GPSのログはこんな感じ↓
コースマップでの距離は20.7km。IVVの認定距離は21kmでした。
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ゴール後は、神武祭のフードマルシェで遅いお昼ごはん。
◇サグンインドレストラン チキンカレー&ナン500円。
奈良の大和高田と大阪の堺にお店があるそう。
ナンは、好みの物とはちょっと違ったけど、お手頃お値段で、おいしかったです。
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神武祭では、パトカーやJAFの車が展示もあって、
お子さまたちはパトカーの運転席に乗って撮影してもらったりしてました。
私も乗せてもらいたかったなあ(笑)。
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お疲れ様でした。
この日のコースのメインは山の辺の道ですので来年以降又チャレンジしてみてください。
本当は秋の方が無人販売所に柿等が並びいいのですが。
橿原市藤原京資料室の方は暇そうにしていませんでしたか。ここには何度か行きましたがいつの丁寧に説明してくださいます。(ちょっと話が長い・・・。)
藤原旧跡は春は菜の花、秋はコスモスの花で有名ですよ。
元薬師寺跡は9月初旬頃のホテイアオイが咲き誇る時が一番です。
投稿: ちゅうさん | 2018.04.13 14:29
ちゅうさん
コメントありがとうございます~。返信遅くなってスミマセン
橿原市藤原京資料室のスタッフさんは、確かにいろいろ話しかけてきてくれました。
いつも人がいなくてヒマなのですね(←失礼)。
いつか、ウオーキング途中じゃないときに、ゆっくり説明を聞きたいです(^^;
山の辺の道コース、今年は人が少なかったみたいで、行けば良かったなーと思いました。
次回はがんばって歩きたいと思います。
元薬師寺のホテイアオイも、今年こそ!と思いますが、どうなるかな(^^;
投稿: CHIKI | 2018.04.25 19:15