第16回 大和路まほろば2dayウオーク 2日目
第16回 大和路まほろば2dayウオーク 1日目 からの続き
2日目は30kmコースをチョイス。
昨日と同じく、水とゼリー飲料をもらって、
8:00 スタート。
この30kmコースは、アップダウンが多いと聞いたので、
体力を温存するために、一昨年歩いた20kmコースとほぼ同じ前半は、寄り道を極力控える作戦で(笑)。
(一昨年参加したときの様子はコチラ)
天気予報では晴れだったのに、歩いているうちに雲行きが怪しくなり、雨がぽつぽつ
…と思ったら、アラレに変わって、4月なのにどうなってるの?なお天気
晴れて~と願いながら、てくてく。
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8:50 甘樫丘(あまかしのおか)付近を通り、飛鳥川を渡ります。
飛鳥寺では花会式の準備中。
甘茶はかけられなかったけど、お釈迦さま、お誕生日おめでとう~
蘇我入鹿首塚(左下の写真)とか伝飛鳥板葺宮跡(右下の写真)とか。
蘇我入鹿の首塚は、一昨年にはあった「歩いて学ぶ奈良の歴史 飛鳥編」の案内板がなくなってました。
あのクイズ、勉強になってよかったのになあ。
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9:15 石舞台古墳(チェックポイント)
石舞台は、今年も遠くから思いを馳せるだけ(笑)。
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9:30 聖徳太子御誕生所の橘寺
9:40 亀石
9:55 飛鳥歴史公園
10:00 高松塚古墳
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10:20 20kmコースとの分岐を過ぎて、朝風峠へ。
じわじわだらだらと続く上り坂に、体力を削られましたが、
上った先には「日本の棚田百選」や「にほんの里100選」にも選ばれているという稲渕地区のステキな風景が。
案山子路(かかしロード)の看板と、大きな大きな忍者のかかしさん。
この地域では、毎年かかしコンテストが行われていて、こんなジャンボかかしも制作されているんだそう。
今回は、この忍者のかかしさんしかいなかったけど、秋だったら、もっとたくさんのかかしさんが見られるのかな?
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稲渕地区を飛鳥川沿いに道をてくてく。
写真ではうまく撮れなかったけど、川辺の青紅葉、きれいでした。
10:50 栢森(かやのもり)の女綱
毎年正月11日に行われる綱掛神事で使われるものだそう。
手前で道案内に立っていたスタッフさんに「これは何なんですか?」と聞いたら、
「えーっと、女性の…、あの~」と口ごもってましたが、説明板を読んで納得。
説明しにくいことを聞いちゃって、ごめんなさいでした(笑)。
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飛鳥川を渡って、高取城跡に向かう山道へ。
山を登るとは聞いていたけれど、これが想像以上にハードな山道で、
ところどころに残る石積みに心躍りつつも、息は絶え絶え。
もう♪3歩進んで2歩休む~♪状態(なんのこっちゃ)
覆い被さるように倒れている竹が、ぎぎーっと擦れる音をたてている山道は、まさに幽玄の世界(笑)。
なぜか松田聖子の「天国のキッス(作詞/松本隆)」の曲(古い)が頭の中に流れます。
♪教えて~ここはどこ~? わたし、生きて~るの?♪
(疲れすぎてちょっとヘンになってる)
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11:25 猿石
裏側からだと、ただの石に見えるので、危うく素通りしそうになりました
この猿石は、飛鳥の吉備姫王墓にある石像と同類のもので、
飛鳥時代の斉明朝(7世紀)に作られたと推定されるそう。
高取城築城の際に、石垣に転用するため飛鳥から運ばれたとか、
郭内と城内の境目を示す「結界石」とか、いくつかの説があるよう。
仲間から離されて、こんな場所でひとり置き去りにされるなんて…。
とぼけたような顔を見つめていたら、ぎゅーっと抱きしめてあげたくなりましたよ。
(↑疲れすぎて…以下略)。
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11:25 二の門跡の表示に、ああ、やっとお城に到着だーっ!と喜んだら、
11:30 矢場門跡
11:35 松ノ門跡
11:38 宇陀門跡
11:40 千早門跡
と、門だらけ。
どれだけ門を作れば気が済むんだー!と思ったところで、やっと大手門跡です。
11:45 高取城跡。東屋付近(チェックポイント)
チェックポイントでいただいたお菓子のおいしかったこと。
ごちそうさまでした。
高取城は、標高583.9mの高取山山頂に築かれた典型的な山城で、
備中松山城、美濃岩村城と並ぶ、日本三大山城のひとつと言われているそう。
天守や櫓などの建物は残っていないけど、石塁や石垣はかなりの規模で残っていて、
大きなお城だったことが実感できました。
朝もらったゼリー飲料でヒットポイントの回復を図り(すごーく効果がありました)、
ここで一日のんびり過ごすのもいいだろうなーなんて思いつつ、
12:10 再スタート。
壺坂口中門跡を通り、山道を下ります。
途中の石垣には「崩壊につき落石注意」の看板も。
補修とかはしないのかしらん?
舗装された林道を、かなりの距離、下って下って下って下って、壺阪寺新参道へ。
満開の黄色い花はヤマブキ?
12:35 壺坂寺
山道を抜けて、土佐街道へ。
道沿いにある新樂寺には、
明治時代に作られた浄瑠璃「壺坂霊験記」(つぼさかれいげんき)にも登場する
お里・沢市のお墓があったりも。
「妻は夫をいたわりつ、夫は妻に慕いつつ~」の浪曲も、このお話のものだったんですねえ。
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20kmコースとの合流点を過ぎて、
13:10 街の駅「城跡」(チェックポイント)
チェックポイントの写真を撮り忘れたので、
代わりに街の駅「城跡」にあった「キトラ古墳復元石室」の写真を
手作り感あふれるすてきな復元石室でしたよ。
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さらに土佐街道をてくてく。
そうそう、「土佐街道」や「土佐町」の名は、大和朝廷の都造りの労役で土佐から召し出された人達が、
この地に住み着いたことからついたものだそう。
由来的には、昨日通った橿原市の飛騨町と同じようなものですね。
壺阪山駅近くにはジャンボ雛も。
3月には「町家の雛めぐり」というイベントもやっているようです。
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13:40 飛鳥駅
近鉄の車両をあれこれ撮りながら、10kmコースとの合流点へ。
(っていうか、なんでこんなに電車の写真を撮ったのか、自分でもよく覚えてません。
疲れすぎたせいかしら?)
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14:15 久米寺の境内を通り、踏切を渡って、
14:25 ゴール\(^O^)/
橿原中学校の生徒さん達や、飛鳥広域行政事務組合のマスコットキャラクター「あたかちゃん」が出迎えてくれました。
明日香村の「あ」、高取町の「た」、橿原市の「か」を合わせて「あたかちゃん」だそう。
可愛らしいポーズをとってくれて、ありがとう
GPSのログと標高差はこんな感じ↓
コースマップでの距離は27.7km。IVVの認定距離は30kmでした。
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ゴール後は、神武祭のフードマルシェで遅めのお昼ごはん。
◇ImagamI&炭火焼イタリアン創 ならジビエバーガー500円
鹿肉と猪肉の合い挽き肉を使ったハンバーガー。
パテは、クセもなくジューシー。ボリュームもあっておいしかったです。
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ふれあいマルシェの奈良県立橿原考古学研究所附属博物館のブースでは、
亀石タオル1296円を購入。
言われなければ亀石の模様とは気づかれないようなマニアックさにしびれました(笑)。
タオルは今治製なので、手ざわりふわふわ~。
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高取町ふれあい加工部さんのブースでは、「薬草当帰葉入りお餅」300円を購入。
当帰のほろ苦くてさわやかな味が、お餅ともよく合って、
からだの中からキレイになれそうなおいしさでした。
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神武祭では他にも、トリックアートや竹あかりの展示があったり、
海上自衛隊舞鶴音楽隊のスペシャルライブがあったりと、ウオーキング後もいろいろ楽しめてよかったです。
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コメント
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高取山城への山登りお疲れ様でした。
このコースの30㎞を完歩できれば他の大会の30㎞コースは楽勝?。
明日香路は秋の稲穂の実頃が最高ですよ。
特に稲渕の案山子ロードは彼岸花が咲き誇り見事です。
彼岸花祭りの時には毎年テーマを決めて案山子コンテストが開催されます。
ユニークな案山子さんが並びますので楽しいですよ。
奈良は個人的に歩くマイウォーキングコースが沢山あるのでいつでもお聞きください。
投稿: ちゅうさん | 2018.04.13 14:35
ちゅうさん
すっかり遅くなってしまいましたが、2日間お疲れさまでした~。
高取山城への山登りは、想像以上にハードで、途中の記憶があまりありません(笑)。
でも、確かに、この30kmを経験したら、自信はつきますね
(と、歩き終わってしばらくたった今だから言える(笑))。
他の大会の30kmが楽勝~♪と言えるよう、これからもがんばりたいと思います。
秋のかかしロードは、彼岸花と案山子さん達のコラボ風景が見られるのですか!
稲穂の明日香路も魅力的。機会を作って、ぜひ行ってみたいです。
奈良にマイウォーキングコースが沢山あるなんて、ステキですね。
またいろいろ教えてくださいませ。
投稿: CHIKI | 2018.04.25 20:08