第8回きのくに海南歩っとウオーク1日目
和歌山県海南市で、5/18~19に開催された『第8回きのくに海南歩っとウオーク』に参加してきました。
市外からの参加費は、事前申込で1,000円。
今年の記念品は「乳酸菌でスッキリ L-8020」という携帯用マウスウォッシュ。
作っているのは、海南市下津町にある「紀陽除虫菊株式会社」。
入浴剤「ノボピン」を作ってる会社で、ガンバ大阪の協賛スポンサーにもなっているようです。
記念品が地元企業の製品だと、こんなところにこんな会社があったのかー、と知ることができて楽しいですね。
◇入浴剤、蚊取り線香の紀陽除虫菊
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会場の最寄り駅は、JRきのくに線の海南駅。
駅には、こんな歓迎看板も置かれてました。
そうそう、JR海南駅は、ICOCAやSuicaは使えるけど、PiTaPaのポストペイは使えないエリアなので要注意(PiTaPaでもチャージしてあればOK)。
知らずに改札を通ろうとして「チャージ金額が足りません」の表示で足止めされ、戸惑っている人が結構いました。
(って、私もその一人だったので、次回のためにメモ(^^;))
駅から会場の海南市総合体育館までは、無料のシャトルバスで向かいます。
パンフレットには「午前7時から約15分間隔での運行」と書かれてたけど、
電車の到着時刻に合わせて複数台が待機していたようで、ほとんど待ち時間無しで乗れました。
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さて、ウオーキング。
「日本遺産のまち海南を歩く・食べる・楽しむ!」がキャッチフレーズのこの大会。
熊野古道や、黒江の街並みなどが歩けるコースもステキですが、
さらにステキなのが、地区公民館や地元協力団体の方々の「おもてなし」。
大会パンフレットには「おもてなし一覧」も掲載されているので、
食いしんぼな私は、歩く前から、どこで何がいただけるのかなー、とワクワクです♪
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1日目は、「豊かな自然を歩く」西・南コースで、距離は3km、9km、14km、24kmの3つ。
私は海南から下津までを歩く24kmをチョイスです。
⏰8:45 亀川中学校音楽部の太鼓と、海南中学校吹奏楽部の演奏に送られて、スタート。
そうそう、出発式では「熊野古道周辺ではイノシシの出没情報があったので、万が一遭遇したら静かに逃げて下さい」みたいな注意がありましたよ。ひー(@_@)
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⏰9:35 藤白神社
こちらでのおもてなしは、お茶と梅干し(種なし梅)。
やわらかくて、種なしなので食べやすかったです。
個包装で薄いので携帯用にもよさそう。
こちらの神社は、「鈴木」姓の氏神さまでもあるということで、
「鈴木さん お声掛けください」と書かれた「鈴木屋敷復元の会」事務所や、「鈴木さんご署名所」があったりも。
近畿圏以外の場所からも、けっこう大勢の「鈴木さん」がお参りしてました(@_@)
熊野信仰を広めた神官の一族だった藤白鈴木姓が住んでいたという「鈴木屋敷」は、復元されると、こんな感じになるらしいですよ。
そして、境内には、熊野九十九王子のひとつでもある藤白王子権現本堂もありました。
(Cさん、案内ありがとうございました~)
こちらには、熊野路で唯一現存する最古の造像という本地仏が祀られているそう。
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⏰9:45 熊野古道・藤白坂へ。
一昨年は予習不足で見逃してしまった「有間皇子」のお墓。
今年は誘導スタッフの方も案内してくれてたので、しっかりお参りできました。
そして、丁石地蔵さんたちや、途中に見える景色に励まされながら、藤白坂を登ります。
平安時代の宮廷絵師・巨勢金岡(こせのかなおか)が悔しさの余り投げ捨てた筆が落ちた場所だという「筆捨松」と、
紀州徳川家の初代藩主・賴宣(よりのぶ)が「筆捨松」の伝承を元に掘らせたという 「硯石」を過ぎて…
(松と硯の実物写真は、横着して撮らず(^^;)、
⏰10:15 地蔵峰寺
こちらのおもてなしは、みかんジュース。
輪切りのオレンジがオシャレですね。
お堂の中には、元享3(1323)年に造られたという高さ3m余の石の延命地蔵さま。
なめらか~な質感と、包容力大の雰囲気、整ったお顔立ちに、今回も見とれることしばし。
前回、小銭の持ち合わせが無くて入手できなかったパンフレット(50円)もゲットできました。
そして、地蔵峰寺の北側にある「御所の芝」と呼ばれる台地からは、すばらしい景色が!
(またまたCさん、案内ありがとうございました!)
花山法皇御幸の頓宮の跡とも、白河法皇行宮の跡ともいわれてる場所で、
そのほかにも、数多くの天皇、法王が熊野参での時に御座所としたところだそう。
急な藤白坂を登った後のこの眺め。
この場所に着いた天皇、法王さんたちも大喜びだったんじゃないかなあ。
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みかんの花の甘~い香りに包まれながら、坂を下ります。
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⏰11:45 善福院(昼食・チェックポイント)
ここで、事前に注文しておいたお弁当(600円)を受け取って、お昼ごはん。
この日のお弁当は、海南市下津町にある、寿司・折詰・仕出しの「二鶴」さんのもの。
(一昨年の1日目と同じお店ですね)
メニューは、平天生姜焼き、鰆塩焼、出し巻きたまご、チキンカツ梅肉ソース、煮物、かに風味サラダ、しらす山椒煮など。
程よいボリュームで、海南らしいメニューもあり、おいしくいただけました。
食後のデザートは、おもてなしでいただいた「甘夏みかんシロップ漬け」。
夏みかんのほろ苦さと、シロップの甘さと、凍ったみかんのシャリッとした食感が、絶妙のおいしさでした。
自分でも作ってみようかなー。
おいしくいただいた後は、 国宝の釈迦堂を拝観。
嘉歴2(1327)年に建てられた仏殿で、禅宗様式の建物では全国で2番目に古い建物だそう。
住職さんの説明を聞いて、 パンフレットもいただけました。
釈迦堂の扉、普段は閉まっているそうですが、住職さんが近くにいらっしゃれば、中の見学も可だそうです。
◇善福院 | 海南観光ナビ - 海南市観光協会
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⏰12:05 塩津小学校
こちらでのおもてなしは、しらす丼と牡蠣。
しらす丼は、参加者が通過するたびに無線で連絡を取って作ってくれているので、できたてほかほか。
ふんわりしらすがおいしくて、お弁当を食べたばかりでも、おいしくいただけました。
牡蠣は、今回初めてでしたが、塩津港の新しい名物として売り込み中のようです。
「バージンオイスター」というのは、一度も卵を産んだことがない牡蠣のことだそう。
小ぶりだけど、身がむっちりつまっていて、濃厚美味でした。
浜では牡蠣小屋もやっているそうなので、機会があったら行ってみたいなー。
◇ryusei-suisan | 牡蠣小屋 - 立征水産ホームページ
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高台にある小学校を出て、塩津港をながめつつ、坂を下ります。
港の堤防の注意看板。
「ノメ」って何?と思ったら「サメ」でした。
っていうか、こんなところにもサメはいるんですね。危険危険!
曲がり角には、近寄っても全然逃げないネコちゃん。
そして、急な階段をぐぐーーーっと登って、海抜53mまで。
海抜19mから海抜53mまで5分かかりました(>_<)
このあたりに住んでる人は、毎日こんな階段を上り下りしてるんですねえ。スゴイ。
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⏰13:00 つり公園
こちらのおもてなしは、かき氷。
今回は写真映えも考えて王道のイチゴ味をチョイスしてみました(笑)。
…と、食べてる途中で、雨がパラパラ🌂
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華やかで脳天気~な雰囲気の花を眺めながらてくてく。
歩友さんに「極楽鳥花(ストレリチア)」という名前の花だと教えていただきました。
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⏰13:30 げんき大崎 かざまち(チェックポイント)
万葉の昔から「風待ち港」として栄えていたというこちらでのおもてなしは、ここで獲れた地魚の揚げ物と寒天とオレンジ。
どれもおいしかったけど、脂がのってふんわりとしたお魚に、甘酢あんがからんだ魚の揚げ物、めちゃウマでした。
地場産のひじきも売られていたので、ひとつ購入。
いただくのが楽しみ~♪
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前回見逃した「紀ノ国屋文左衛門船出の地」の碑を確認。
文左衛門さん、出身は湯浅だけど、みかん船を出したのは、この下津港からだったんですね。
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⏰14:45 市民交流センターでゴール\(^O^)/
GPSのログと高低差はこんな感じ↓
IVVの認定距離は24kmでした。
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市民交流センターの中には、下津図書館もあって、マルチルームでは「祝 下津蔵出しみかんシステム 日本農業遺産決定」として、みかんに関する展示がされていたので、ちょっと覗いてみました。
「しゃしんさつえいO.K.」の表示があったので、遠慮無くパチリ。
古いミカン箱や、みかん豆知識、昔の衣服(みかんの枝にはトゲがあるので、ミカンの剪定や収穫の時には、からだを保護するために、皮の衣服や鹿の手袋を着用した)などなど、いろいろ勉強になる展示で、おもしろかったです。
◇下津図書館|海南市
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ゴールからは、シャトルバスでスタート会場へ。
会場では、コスプレ&痛車展示も同時開催していたので、ちょっとだけ見学。
朝のシャトルバスやウオーキング途中でも、コスプレイヤーさんと話をする機会があって、楽しかったけど(みなさん、礼儀正しくて可愛い❤)、私もトシをとって、よくわからないキャラが多くなってしまったのが、ちょっぴり寂しいです(T_T)
…ってなところで、第8回きのくに海南歩っとウオーク2日目に続きます~。
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