夏休み文楽特別公演 第3部
第3部は午後6時30分開演のサマーレイトショーで、
演目は、国言詢音頭(くにことばくどきおんど)の
大川の段と五人伐の段。
お話は、元文2(1737)年に、大坂曽根崎新地の茶屋で
遊女ら5人が侍に斬り殺されたという事件を題材にしたもの。
本水を使う演出ありのサイコスリラーとは聞いておりましたが、
殺しの描写がエグくてエグくて、
サイコ系というよりスプラッター系ホラーでした。
でも、殺されちゃった遊女菊野ちゃんは、初右衛門に惚れられていると知りながら、
仁三郎や仲居達に「あいつ、厚かましくて、チョーきもい」みたいなことを言っちゃったりしてるので、
いまいち可哀想に思えず、
次々と人を斬った後、雨の中、謡を口ずさみながら去って行く初右衛門の姿に、
「すっきりしたー!」と思ってしまう自分に戦慄、でした。
ん、やっぱ、サイコスリラーなのか?
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