第28回天橋立ツーデーウオーク2日目
👟👟 第28回天橋立ツーデーウオーク1日目からの続き 👟👟
西舞鶴から、またまた京都丹後鉄道に乗って、宮津へ。
この日乗った普通列車の車両は、沿線名物?のカニや大江山の鬼、コウノトリなどが描かれたもの。
可愛らしい雰囲気で、洗練されたあおまつ号、あかまつ号とはまた違った良さがありました。
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会場にある青と赤の大きな輪っかは、
平成6年6月に市制施行40周年を記念して設置した宮津市のシンボルモニュメント「海燕(かいえん)」で、
作者は、国際的グラフィックデザイナーの粟津潔氏(1929.2.19~2009.4.28)。
青い輪は「宮津の澄み切った海と空」、赤い輪は「市民の情熱と未来の発展」、
輪自体は「宇宙」「人の輪」「時間の輪廻」と「知恵の輪」を表し、
「海燕」の言葉に「海園(かいえん)都市」の響きを出しているそう。
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出発式の前には、近畿マーチングリーグ(KML)の表彰式があり、
私もマスターウォーカーとして表彰していただきました。
表彰は、近畿マーチングリーグに登録しているすべての加盟大会に参加して完歩すると、
その回数によって称号がもらえるというもので(回数認定にはパスポートの購入、表彰には認定料が必要)、
すべての大会を一巡したのが「マスターウオーカー」。
10巡目のグランドスーパーマスターウオーカーさんなんてのいらっしゃる世界なので、
一巡したくらいではまだまだひよっこですが、表彰されると達成感があってうれしいです。
表彰式では、表彰状、マスターウオーカーと刺繍の入ったキャップ、マスターウオーカーと刻印の入ったキーホルダー、
そして、宮津名産の天の橋立オイルサーディンと天の橋立ホタルイカ(燻製油漬け)をいただきました♪
私が始めたのは平成27(2015)年10月の「みなと町神戸ツーデーマーチ」から。
パスポートにスタンプを逆向きに押されたのも、いい思い出です(笑)。
一巡するのに足かけ4年。
ダブルマスターウオーカーになるまでは、あと何年かかるかしらん。
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と、それはさておき、ウオーキング。
2日目のコースは、23kmの成相寺・阿蘇海健脚コース、10kmの天橋立松並木コース、5kmの飛龍観歴史散策コースの3つ。
私は23kmコースを歩きます。
⏰9:00 コースマップにスタンプを押してもらってスタート。
⏰9:25 小天橋(廻旋橋)を渡って、
天橋立へ。
「日本三景碑」もあったりするけど、歩いている分には、ただの長~い松林(笑)。
◇日本三景 【公式】日本三景観光連絡協議会
大天橋を渡って、
⏰9:30 スタートから3km地点。
松並木の終わりまで2.3km!(@_@)
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「磯清水」は、昭和60年の環境庁名水百選に選ばれたこともある、天橋立神社傍の湧き水。
周りは海なのに、少しも塩味を含んでいないということで、古来から不思議な名水として喧伝されているそう。
確かに塩味はしない真水でしたが、
飲んだ後に「湧き水ですので飲用はご遠慮いただき、手水としてのみご利用下さいますようお願いします」という説明書きに気づいて、ひゃーっ💦 となりました。
その後、別になんともなかったけど(おなかは丈夫さっ)、そういうのは、もっと大きく書いておいておくれよー💦
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ごろんところがっている大砲は、明治35年に作られ、軍艦春日に搭載されていたもの。
海軍思想普及のため、大正12年に海軍大臣から下付されたのだそう。
「双龍の松」は、平成16年の台風23号で折れてしまったそう(T_T)
昨日の滝馬地区の石灯籠もだけど、平成16年の台風23号の被害って、とても大きかったのですね(T_T)
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⏰10:05 元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)
丹後国一宮。
伊勢神宮に奉られる天照大神、豊受大神は、この地から伊勢に移されたという伝承から、元伊勢と呼ばれるそう。
(境内の中は撮影禁止)
重要文化財にもなっている狛犬さんは鎌倉時代の作。
この狛犬さん、作者の一心で魂が入り、天正年中、天橋立に出現しては、元伊勢参りの参拝客を驚かしていたんだけど、
時の剣豪・岩見重太郎に切りつけられ、以来、おとなしく社前に座っているようになったのだとか。
吽形の前足には、スッパリと刀傷が入ってましたよ(@_@)
境内裏には、亀さん。
元伊勢籠神社の宮司さんの祖先とされる倭宿禰命(やまとすくねのみこと)は、
神武天皇の道案内をするため亀に乗って現れたのだとか。
ググっていたら、その亀は実は飛来したUFOを表したものだとか、「かごめかごめ」の歌はこの籠神社の暗号歌だとか、
ワクワクするような話がいろいろ見つかったので、時間のあるときに、またゆっくり調べてみたいと思います。うふふ。
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⏰10:10 天橋立ケーブルカー・リフト乗り場
天橋立ツーデー参加者は、ゼッケン提示で、ケーブルカーもリフトも乗車賃無料。
リフト乗り場の「足が長いと思われる方へ」という注意書きに、クスッとなりました。
ケーブルカーは4分、リフトは6分で笠松公園に到着。
リフトを上がってすぐでも、天橋立はキレイに見えますが、股のぞき発祥の地を目指してさらに上へ。
うーーん、写真だとさっきの場所との違いがよくわからないぞ(^^;
股のぞきして撮ってもみたけど、なんかイメージと違う~💦😞
まあ、発祥の地で股のぞきをしたことに意味があったってことにしておこう(笑)。
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⏰10:35 バスも通る細い坂道を登って登って、成相寺(なりあいじ)へ。
看板、光っちゃって見えないけど、「コースは左 成相寺参拝の方は直進」。
参道の「撞かずの鐘」。
この鐘には、
慶長14(1609)年、山主賢長が、古い梵鐘にかえて新しい鐘に鋳造するため近隣近在に喜捨を募った時、
裕福そうな女房は「子どもはたくさんいるがお寺へ寄付するお金はない」と断った。
鐘鋳造の日、その女房も乳飲み子を抱いて見物していたが、溶けた銅の中に誤って赤ん坊を落としてしまった。
出来上がった鐘は美しい音色を響かせる鐘になったが、耳をすますと子どもの泣き声や母親を呼ぶ声が聞こえるので、
人々は子どもの成仏を願って、この鐘を撞くのをやめた…という言い伝えが。
悲しい話だけど、女房が寄付を断ったっていうくだりは必要なんだろか?と、なんか複雑な気分になりましたよ。
一願を一言でお願いすればどんな願いも必ず叶えてくれるという「一願一言(いちがんひとこと)の地蔵」さんは、
室町時代初期に作られたものだそう。
鉄湯船は鎌倉時代に作られたもので、湯屋で湯船として使われていたそう。
成相寺は、慶雲元(704)年に真応上人が創建したと伝えられるお寺で、西国三十三カ所の第28番札所。
本堂には、お経を上げて本格的にお参りしている人がたくさんいました。
五重塔は、雪舟が描いた「国宝天橋立図」に描かれている五重塔を、平成に入ってから復元したものだそう。
転がった方が早いかもと思うくらいの急坂を下って下って、
⏰11:25 スタートから10km地点。
⏰11:30 丹後郷土資料館(チェックポイント)
模擬店ではうどんやばら寿司が売られていたので、ちょっと早めのお昼ごはん。
あかもくというのはホンダワラ科の海藻で、近年注目されているスーパーフード。
宮津の新しい名産品でもあるそうです。
うどんは冷たいタイプ。
暑さと歩き疲れで、あんまり食欲無いかも~⤵ だったけど、
あかもくのぬるっとした食感で、のどごし良くつるつると食べられました。
おいしかったー!
◇丹後の海は、いま(丹後の新名物アカモク)/京都府ホームページ
ゼッケン提示で入館料無料になる丹後郷土資料館では、
企画展「光秀と幽斎~丹波・丹後の弘法と支配」を開催中。
駆け足でさらっと見ただけになっちゃったけど、城跡からの出土品や細川幽斎の書状などが展示されていました。
出展リストなどの資料はいただいてきたので、来年の大河に向けていろいろ勉強します。
そんな丹後郷土資料館の横には、丹後国分寺跡が。
丹後絶景の地として建てられたというだけあって、眺望バツグン。
オーシャンビューの住宅地として分譲したら、いいお値段で売れそう(笑)。
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⏰11:50 海沿いの自転車道へ。
振り向けば天橋立。
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⏰12:30 スタートから15km地点。
「ちきんまえ」だと思って親近感を持って(ハンドルネームが「ちきん」だからね)写真を撮ったら「やきんまえ」だった(←無知)。
バス停の向かいにあったのは、国内大手のステンレス素材メーカー・日本冶金工業(にっぽんやきんこうぎょう)(株)の大江山製造所。
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⏰12:45 おいしそうなアイスクリーム屋さんがあったので、ちょっと寄り道。
昔ながらのソフトクリーム210円は、ミルクっぽいけど後口はさらっとしていて美味。
他のアイスもおいしそうだし、アイス以外にもこだわりのあるお店みたいなので、
機会があったら、また行ってみたいなー。
……と、そんなアイスを食べ終わらぬうちに、
⏰12:50 吉津地区公民館(チェックポイント)
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⏰13:35 天橋立駅
観光地で人も多いので、矢貼りが見つけづらくなっていたり。
右の写真のは、けっこう難易度高かったわ(笑)。
⏰13:40 智恩寺の境内を通り抜け。
日本三文殊のひとつ。通称は切戸(又は九世戸)の文殊堂。
京都の百万遍にあるのは知恩寺、こちらは智恩寺。はい、ここ、試験に出るよ!(←ウソ)
境内の海辺にある「智恵の輪」は、舟航の安全にそなえた輪灯籠。
「この輪をくぐり抜けた者には文殊様の智恵を授かる御利益がある」と言われているそうだけど、
輪は小さいし、向こう側はすぐ海だし、チャレンジする勇気はなかったわ。
智恵の輪をくぐり抜けるより、もっとお手軽に智恵を授かっちゃおう!と、参道にある智恵の餅屋さんで、ひとやすみ。
参道には4軒のお茶屋さんが並んでいるんだけど、
今回入ったのは、智恵の餅+かき氷の「智恵氷」がある彦兵衛茶屋さん。
看板には「創業嘉永歴年間」「元祖総本家」と書かれてました。
智恵氷は500円。
冷たい抹茶味の氷と、さらっとしたあんこの智恵の餅が一度に味わえて、おいしかったです。
コースに戻ったら、ちょうど廻旋橋の臨時運転の時間だったので、ちょっと見学。
橋がグイーンと90度旋回。
今は電動だけど、昭和35年までは手動で動かしていたんだそうですよ(@_@)
何人がかりだったんだろ?
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⏰14:20 ゴールまであと1km
⏰14:35 ゴール\(^O^)/
ダースベーダーさんに迎えていただきました。
GPSのログはこんな感じ↓
IVVの認定距離は23kmでした。
参加人数は、1日目が751人、2日目が1,004人だったそう。
天橋立ツーデーウオークは、今回が初めての参加でしたが、
見どころいっぱいのコースで、ゼッケン提示で無料になる施設や乗り物も多く、とてもとても楽しめました。
次回もぜひ参加したいです!
スタッフの皆さま、施設や乗り物のスタッフさん、一緒に歩いて下さった方々、ありがとうございました!!
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帰りは、宮津駅前にある富田屋(とんだや)さんで早めの夕食。
いだたいたのは、刺身定食1,080円。
サザエ、鯛、まぐろなどの新鮮なお刺身に、しらすおろし。
めちゃめちゃ美味でした~。
そして、駅構内にある114kmCafeで珈琲タイム。
丹後あかまつ号でも売られていた丹鉄珈琲。
今日は天橋立ブレンド380円のホットを。
丁寧にハンドドリップされた珈琲、旅の最後にぴったりのおいしさでした❤
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