KANSAIウオーク2021大阪(大阪市内エリア)
KANSAIウオーク2021の大阪(大阪市内エリア)
「大阪城・難波宮から聖徳太子建立の四天王寺をめぐるコース」を歩いてきました。
◇KANSAIウオーク2021
ウオーキングコースは12.8km。
アプリの参考コースタイムは154分だけど、最低でも5時間はかかるな、ってことで、
今回は早めの時間(といっても10時だけど)にスタート。
さてさて、どうなりますか。
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スタート地点のOsakMetro天満橋駅から、
西外堀をぐるっと歩いて大阪城へ。
◇特別史跡 大阪城公園
大阪城公園は、めっちゃ久しぶり。
お城のピカピカ具合は以前と同じだったけど、
旧陸軍第四師団司令部庁舎がミライザ大阪城というオシャレな観光施設になってたり、
スタバなどのショップができてたりと、かなり雰囲気が変わっててびっくりでした。
◇MIRAIZA OSAKA-JO | 大阪城と、いい時間を。
城内の巨石や刻印石。
天守の石垣下には残念石も!
先日、小豆島の石切場を見たばかりなので、「よかったねー」と声をかけたくなりました(笑)。
あちこち見てたら、ここだけで1時間経過💦
先を急ぎます~。
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◆鵲森宮神社(かささぎのもりのみやじんじゃ)
聖徳太子創建と伝えられる神社。
祀られているのは聖徳太子の父である用明天皇と母である穴穂部間人皇后、そして聖徳太子。
境内にある亀の井は聖徳太子が発見、命名した霊泉だそう。
◇鵲森宮公式ページ
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◆玉造稲荷神社
用明天皇2(587)年の崇仏戦争の時に、
聖徳太子が陣を敷き勝利を祈願したと伝わる場所。
境内にある「聖徳太子偲び石」は、聖徳太子が建立した観音堂の礎石だそう。
豊臣秀頼が奉納した石鳥居は、阪神淡路大震災で基礎が損傷したため、
こんな姿で保存されてました。
◇玉造稲荷神社
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◆カトリック玉造教会
細川忠興の屋敷跡に建てられた教会。
表には忠興の娘のガラシャと、キリシタン大名・高山右近の像。
白い建物の中央にスカイブルーの壁面をバックに立つマリアさまがステキすぎて、
思わず「わあー」と声が出てしまうほど。
堂内正面の壁画「栄光の聖母マリア」は、堂本印象画伯の作。
凜としているけど、包み込むような温かさも感じられて、とても厳かな気持ちになりました。
◇† カトリック玉造教会 Catholic Tamatsukuri Church 【大阪カテドラル聖マリア教会】
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◆越中井
このあたりも細川忠興屋敷跡の一部。
この井戸は、細川忠興屋敷の台所の井戸。
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◇難波宮(なにわのみや)跡
前期難波宮とか後期難波宮とかあって、なんかややこしいんだけど、
ざっとまとめると、
645年、乙巳の変で蘇我氏が滅亡。
皇極天皇が孝徳天皇に譲位し、都を飛鳥から難波(前期難波宮)に移す。
646年 大化の改新
654年 孝徳天皇が死去
655年 都は再び飛鳥へ。
686年 難波宮全焼
710年 都は平城京へ。
726年 星武天皇によって難波宮(後期難波宮)再建開始。平城京の複都とする。
784年 平城京から長岡京へ遷都。難波宮の大極殿などの建物は長岡京に移築。
793年 難波宮廃止
ということらしいです。
(たぶん…。間違ってたらゴメン)
大極殿基壇は立体的に遺構表示されてるんだけど、
壇の上には日に当たって気持ちよさそうに寝ているおっちゃんがいたので、
近づいての撮影は遠慮しておきました(笑)。
◇難波宮跡公園(なにわのみやあと公園) | 観光スポット・体験 | OSAKA-INFO
◇大阪府/府内の史跡公園等の紹介【難波宮跡(難波宮跡公園)】
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◆高津宮(こうづぐう)
難波高津宮で政治を行った仁徳天皇を祀る神社。
夏に文楽がらみで立ち寄ったけど、
景色は同じでも、あの時とはまた別の時代を旅しているようで、楽しかったです。
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◆生國魂神社(いくくにたまじんじゃ)
難波大社と称される大阪を代表する神社。
ご祭神は、生島大神と足島大神。
そういえば、このあたりは2017年の天王寺七坂巡りでも歩いたなー。
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◆家隆塚(藤原家隆墓所)
新古今和歌集の選者で、鎌倉時代の歌人、藤原家隆(1158~1237)の墓。
家隆はこの地に「夕陽庵(せきようあん)」という小庵を設け、日想観(にっそうかん)を修めたそう。
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◆愛染堂
聖徳太子によって四天王寺の施薬院として創建されたお寺で、四天王寺の支院勝鬘院(しょうまんいん)。
聖徳太子はここで勝鬘経を講義したと伝えられているそう。
多宝塔は、推古天皇元(593)年に聖徳太子によって創建されたが、織田信長の大阪石山寺攻めの際に焼失。
現在の塔は慶長2(1597)年に豊臣秀吉がに再建したものだそう。
◇愛染堂勝鬘院ホームページ
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◆大江神社
聖徳太子が四天王寺の鎮守として祀ったと伝えられる天王寺七宮のひとつ。
天王寺北村の産土神(うぶすながみ)で、ご祭神は豊受大神。
◇大阪 夕陽丘 大江神社
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清水坂の横を通って…
◆清水寺
四天王寺の支院清水院。
寛永17(1640)年に、延海阿闍梨が京都の清水寺から聖徳太子作と伝わる十一面千手観音菩薩を遷して本尊とし、
清水寺を模した舞台造りの本堂を建立した寺院。
境内にある「玉出の滝」は、京都・清水寺の音羽の滝を模したものだそう。
音羽の滝がコンパクトに濃くなった感じ?
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◆堀越神社
四天王寺七宮のひとつ。
祀られているのは、聖徳太子の叔父である第32代崇峻天皇。
境内には、熊野九十九王子の第一王子である窪津王子があったりも。
◇堀越神社 公式HP
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◆四天王寺
崇仏戦争で蘇我氏方の一員として参加した聖徳太子が、
蘇我氏の勝利を感謝して創建したという日本最古の寺院。
せっかくなので、300円お納めして中心伽藍も拝観。
南大門・中門・五重塔・金堂・講堂が一直線に並ぶ四天王寺式伽藍配置。
すこーんと爽快でした。
そして、聖徳太子が仏法の邪魔をする龍を封じ込めたと伝わる「龍の井戸」。
のぞき込むと吸い込まれそうで、ちょっと怖かったです。
◇和宗総本山 四天王寺 - 日本仏法最初の官寺
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◆久保神社
四天王寺七宮のひとつ。
祀られているのは天照大神。
境内には、聖徳太子が深く信仰し諸願成就を遂げたという「願成就社」も。
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◆河堀稲生神社(こぼれいなりじんじゃ)
四天王寺七宮のひとつ。
祀られているのは稲荷神である宇賀魂大神。
「河堀」で「こぼれ」は難読だわ。
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◆庚申堂
四天王寺の支院正善院。
四天王寺のサイトによると、
『大宝元年(701)正月七日庚申の日、豪範僧都が疫病に苦しむ多くの人々を救わんと一心に天に祈ったところ、帝釈天のお使いとして童子が出現し、除災無病の霊験を示され、以来千三百年、庚申の日及びその前日(宵庚申)に本尊に祈れば、必ず一願が叶うと尊崇されている。』
だそう。
到着が閉門時間の16時を過ぎてしまったため、この日は参拝できず💧
スタート時間、もっと早くするんだったわー。
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…ってなところで、天王寺駅でゴール。
途中、寄り道してランチを食べたりもしたりもしたので、所要時間は6時間半。
GPSのログはこんな感じ↓
大阪城と四天王寺以外は、メジャーな観光地じゃないので、
人も少なく、道も広くて歩きやすかったです。
四天王寺周辺の、ゆったりのんびりとした雰囲気、けっこう好きだなー。
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ゴール後は、天王寺公園をちょこっと散策。
このエリアも明るくキレイになりましたよね。
てんしばには、こんな撮影スポットも。
大阪市立美術館や、美術館前から眺める通天閣も、おしゃれでステキ。
◇大阪天王寺公園エントランスエリア“てんしば”
◇大阪市花と緑の情報サイト : 天王寺公園
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