白内障日記②眼内レンズと度数決め
【白内障日記①からのつづき】
白内障というのは、目の中でレンズの役割をしている水晶体が濁ってしまう現象で、
50歳を超えると誰にでも現れる症状なんだそう。
で、白内障の手術というのは、その濁った水晶体を取り去り、
残った水晶体の袋の中に、人工の眼内レンズを移植するというもの。
人工レンズは、人間の目のような自在なピント合わせができないので、
①ピントの合う位置が1カ所の「単焦点レンズ」にするか、
ピントの合う位置が2カ所以上の「多焦点レンズ」にするか、と、
②ピントをどこに合わせるか、
を事前に決めなければなりません。
といっても、多焦点レンズは、保険適応外で、金銭的にかなりの負担になるので、
事前の選択肢から、ほぼ外れてはいましたが(^^;
さらに、知り合いから、
「家族が多焦点レンズを入れたけど、思うほどの見え方では無かったと言っている」
というのを聞いたのと、
お医者さまも「多焦点レンズは見え方に問題があることも多いので、あまりおすすめしない」
ということだったので、ここはサクッと単焦点レンズに決定です。
(保険適応の多焦点(低加入?)レンズもあったけど、私は乱視があるので使えなかった💧)
*-*-*
めっちゃ悩んだのは、ピントの位置。
単焦点レンズの場合、
①遠くにピントを合わせる→本や新聞などの近くを見るときは老眼鏡が必要
②近くにピントを合わせる→外出時や車の運転など、遠くを見るときは眼鏡が必要
③中間にピントを合わせる→遠くや近くをはっきり見たいときはそれぞれの眼鏡が必要
という感じになるそう。
私の周りでは、母や友人など、数人が白内障の手術を受けているんだけど、
みんな遠くにピントを合わせてるんで、他の場合がどんな感じなのかよくわからず。
ネットでもいろいろ調べまくったけど、人によって言ってることが違ったりするので、さらに混乱(苦笑)。
眼鏡なしで遠くが見えるのには憧れるけど、
私の場合、近くが見えないのもストレスになりそうなので
(遠くにピントを合わせた場合の写真とかを見ると、違和感があってウズウズする(^^;)、
やっぱり近くに合わせる方がいいかなーなんて考えながら診察へ。
お医者さまからも、
「もともとが近視なので、手元30㎝くらいに焦点を合わせるのがおすすめ」と言われて、
ピントの位置は近くに決定。
問題は、その距離。
手元30㎝焦点だと遠見視力が0.1くらいになっちゃうというので、
もう少し遠くもよく見える方がいいなーと思ったり。
家の中ではなるべく眼鏡なしで過ごしたいと言ったら、
テレビを見るとかなら焦点距離は1mくらいがいいと思うけど、
手元は見づらくなるかも、だそう。
活字中毒気味なので、手元の文字は眼鏡なしで読みたいけど、
私の普段の生活や仕事では、パソコン、書棚、料理、キーボード演奏の楽譜など、
40㎝~60㎝くらいの距離を見ることが多いし、
眼鏡(遠近両用では無い)をかけたまま見るスマホや本は、
老眼の影響で40㎝くらい離してることが多いし、などなど、うだうだ考えた結果、
「じゃあ50㎝狙いで」ということになりました。
30㎝と50㎝は、誤差の範囲と言えなくもないらしいけど、
あとは、お医者様の腕にお任せです。
とはいえ、こんな、よくイメージできないことを、最終的には自分で決めなきゃならないなんて大変~💦
診察が終わってからも、この選択でよかったのか、しばらく悩み続けちゃいましたよ(←優柔不断すぎ)。
ってなところで、入院編へ続く!→☆
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