半夏生サバ
雑節(ざっせつ)の一つで、夏至から数えて11日目が「半夏生(はんげしょう)」。
今年は7月2日でした。
古来から田植えの目安とされている日だそうで、
関西では「稲がタコの足のように大地にしっかり根付くように」という願いを込めて、
タコを食べる習慣があるそう。
スーパーのチラシも、タコ、たこ、蛸でした。
(写真のチラシは、ライフ、関西スーパー、ダイエーのもの)
…と言っても、バイト先(大阪・北摂地方)の同僚ふたりに聞いたら、ふたりとも「そんな習慣は知らない」と言ってたので、
一口に関西といっても、地域や家庭によるのかもしれませんが。
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半夏生の日に食べるものは、地方によっても違うらしく、
釣りでよく訪れる福井県大野市周辺で食べられているのは、
「はげっしょさば」と呼ぶサバの丸焼き。
◇半夏生さば - 福井県大野市観光情報ー越前おおの観光ガイド
◇文化庁認定100年フード「半夏生さば」 大野市公式ウェブサイト
江戸時代、大野の藩主が、農作業で疲れた庶民を労い、
大野藩の飛び地である越前海岸から取り寄せて食べさせたのが始まりといわれているそう。
ちょうど7月2日に、家族が大野に釣りに行くというので(私も行きたかったけど出勤日だった(涙))、
帰りに半夏生サバを買ってこい!という指令を出しておきました。
買いに行ったのは、市内にある大亀屋さん。
◇大亀屋 - 福井県大野市観光情報ー越前おおの観光ガイドー
お店の前は半夏生サバを買いに来た人の行列が!
予約無しの人は、1日1本までの購入で、約1時間半待ちと言われていたそう。
ひょえー。
そして、買ってきたのが、このサバ。
この写真では、大きさもおいしさも伝わらないかもだけど、
サバは、ほどよい塩味で、脂が乗ってて、ジューシーで、ふわっふわ。
今回は初めてだったので2人で1本にしたけど、このおいしさなら一人1本でもイケちゃうかも。
この日は仕事で疲れてグッタリだったけど、このサバを食べたら元気が出ましたよ。
おいしそうなニュース映像↓
◇7月2日は「半夏生(はんげしょう)」 街中にサバの香ばしい香り【福井・大野市】福井テレビ Yahoo!ニュース
◇夏の風物詩「半夏生さば」 店先に香ばしい漂い:朝日新聞デジタル
サバと一緒に並べているのは、福井県永平寺町にある吉田酒造さんの「鯖光る」というお酒の4合瓶。
名前の通り、サバとよく合う、すっきりした味わいのお酒でした。
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