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5月文楽公演「蘆屋道満大内鑑」

5月文楽公演第一部「蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」を見てきました。

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会場は、北千住のシアター1010(センジュ)。

前日にチケットを取ったにもかかわらず、
センターブロックの11列目をゲットできたのは
(そして、当日も両隣には誰も来なくて、ゆったり鑑賞できたのは)、いいんだか、悪いんだか。

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とても見やすい席だったけど、字幕はちょっと見上げる感じになるので、
もうちょっと後ろの席でもいいかもなー、と思ったり思わなかったり。

さて、「蘆屋道満大内鑑」。
平安時代の陰陽師・安倍晴明は、狐の子だったという伝説を下敷きにして書かれたお話で、
今回は、晴明の父・阿倍保名(やすな)が狐の化身である葛の葉と出会うきっかけになった
「加茂館の段」と、葛の葉と出会う「保名物狂いの段」も上演。

安倍晴明と狐の伝説は知っていたけど、文楽や歌舞伎で見たことはなく、
晴明の母・葛の葉が、なんで狐なのかは知らなかったので、
そういうことだったのかーと納得しました(笑)。

「葛の葉子別れの段」もよかったけど、今回、とても印象に残ったのは、
「加茂館の段」で、自害してしまった恋人・榊の前(さかきのまえ)を見て、保名が正気を失ってしまうところ。
突然笑い出したり、死んでしまった榊の前の着物の袖を、虚ろな目でぱたんぱたんと弄んだりする様子が、
もう、かわいそうでかわいそうで。
蝶々が飛ぶときに聞こえてくる、不協和音のような金属音とか、
不思議な雰囲気とストーリーに、とてもとても引き込まれました。

加茂館の段、上演されたら、また観に行きたいです。

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