蔦屋重三郎展
東京国立博物館平成館で開催中の「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」展へ。
(会期は2025.04.22~6.15 観覧料は一般当日券2,100円)
◆特別展「蔦屋重三郎コンテンツビジネスの風雲児」
◆東京国立博物館 - Tokyo National Museum
展示されているのは、今年の大河ドラマ「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎が出版した書物、浮世絵などなど。
「べらぼう」効果か、平日なのになかなかの混雑ぶり。
前半で展示されている吉原細見や、洒落本、黄表紙、狂歌本などは、
サイズが小さく、展示ケースの前が人だかりになっていて、間近でじっくり見るのは難しい感じだったけど、
後半に展示されている浮世絵は、人もまばらになって、ゆっくり見ることができました。
そうそう、音声ガイドは使用料650円で、
ナビゲーターは、「べらぼう」で蔦重を演じている横浜流星氏。
ドラマの蔦重とは全然違うしゃべり方だったけど、聞きやすくて心地よい解説でした。
BGMには、大河ドラマ「べらぼう」のサントラの曲が9曲も使われてましたよ。
浮世絵のことはよくわからないんだけど、
いいなと思ったのは、歌麿の「画本虫撰」と「百千鳥狂歌合」。
展示されてた以外の絵も見てみたいなーと思ったら、
国立国会図書館のNDLイメージバンクにありました。うれしいぞ。
◇画本虫ゑらみ | NDLイメージバンク | 国立国会図書館
◇絵本百千鳥 | NDLイメージバンク | 国立国会図書館
蔦重、鱗形屋とも歌麿とも、ずっと一緒にやっていくというわけではなかったのが、
ちょっと悲しかったけど、やり手のプロデューサーなんて、そんなものなのかなあ。
商売って難しいんですね…。
「附章 天明寛政、江戸の街」では、
大河ドラマ「べらぼう」のセットで江戸の街が再現されていて、撮影もOK。
こちらも楽しめたけど、「べらぼう」に乗っかりすぎじゃないかしら?(笑)
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特別展の半券で、表慶館で開催されている「浮世絵現代」も観覧できるというので、
そちらも見学。
◆浮世絵現代展 UKIYO-E IN PLAY
浮世絵復刻版などを制作し、大河ドラマ「べらぼう」では木版画指導をしている株式会社アダチ版画研究所が、
さまざまなジャンルのアーティスト、デザイナー、クリエイターと組んで制作した伝統木版画=浮世絵が展示されてました。
◆浮世絵・木版画のアダチ版画研究所
会場内は撮影OK。
いろいろ撮ったけど、ちょっとだけ。
楳図かずお「ぐわし大首絵 雲母擂乃圖」、水木しげる「妖怪道五十三次 平塚」
つられてニンマリしてしまった 横尾忠則「寒山拾得 其ノ三」
「妖怪人間ベム」を思い出した(失礼)、サーニャ・カンタロフスキー「Good Host」
伝統木版技術の制作方法なども動画で展示されていて、とても興味深かったです。
職人の技ってすごい。
浮世絵、もっと知りたくなりました。
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