東武健康ハイキング「世界農業遺産の地を巡る みよし野里山ハイキング」
10/3~10/5開催の第436回東武健康ハイキング
「世界農業遺産の地を巡る みよし野里山ハイキング」に参加してきました。
◆開催スケジュール 東武健康ハイキング:ハイキングイベント「電車でハイキング」
東武健康ハイキングは、東武鉄道が主催する、健康増進のためのハイキングイベント。
当日自由参加で、参加費は無料です。
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今回のスタート受付場所は、東武東上線の鶴瀬駅構内。

掲示されている二次元コードを読み込み、地図と、いも街道の案内パンフを受け取って、
10:15スタート。
鶴瀬駅前のまっすぐな道をてくてく歩いて、
9:30 川越街道へ。
川越街道は、江戸時代の寛永年間(1624~43)に、
江戸城と川越城を結ぶ街道として整備されたものだそう。
車ではよく通ってる道だけど、中央分離帯に松並木があるのは、
下り車線が昭和初期に新たに整備されたものだから、というのは知らなかったわ。
◇川越街道【三芳町の観光】|埼玉県三芳町

斜めになってる松の木の前には、
「この木は傾いて成長しています 急に傾いたものではありません 定期的にパトロールしています」という
埼玉県川越県土整備事務所の立て札が。
気になって連絡する人がいたんでしょうね。
県土整備事務所という組織があるの、はじめて知りました。
◇川越県土整備事務所 - 埼玉県
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9:50 道路脇の市民緑地「北永井さんくの里」には、彼岸花。
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10:00 みよし花街道 そばの花畑

このあたりは、東京に最も近い蕎麦の名産地なんだそう。
◇◇知られざる「そばの里」へ! 東京からすぐそばの栽培地、埼玉県三芳町|さんたつ by 散歩の達人
◇「みよしそばの里」東京近郊で三人四脚の蕎麦栽培① | 伝統と革新~蕎麦を紡ぐ人々~ | dancyu (ダンチュウ) | 食こそエンターテインメント!
そば畑の近くには、冷凍そばの自販機もありました。

キャラクターも可愛い♡
そろそろ新そばの季節だし、今度、車で買いに来ようっと。
◇(株)エム・ファーム みよしそばの里
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10:10 関越道三芳スマートIC

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10:25 多福寺参道をてくてく歩いて…

10:30 木ノ宮地蔵堂

本堂裏の奥之院には、入間東部地区では最古の石のお地蔵さんが祀られているそう。
夜になると、こっそりお堂を抜け出して、村々に出没するため、
鉄の鎖で縛られてしまったというお話しも残るお地蔵さま。
なんだか可愛らしいですね。
◇木ノ宮地蔵堂【三芳町の観光】|埼玉県三芳町
境内には、三富(さんとめ)開拓地割遺跡も。
◇所沢市ホームページ 三富開拓地割遺跡
◇300年の歴史を誇る「三富地域」 - 埼玉県
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10:45 多門院毘沙門堂
この地域の新田開拓に着手した川越藩主・柳沢吉保が、
開拓農民の心の拠り所とするために創建したお社だそう。
所在地は、三芳町ではなくて所沢市になるんですね。
◇多聞院|埼玉県三芳町
◇所沢市ホームページ 多聞院毘沙門堂
毘沙門堂には、武田信玄の守り本尊だった毘沙門天が祀られているということで、
毘沙門天の御使である虎の像が、狛犬のように座っていました。


お堂には、身がわり寅もずらりと並んでました。
境内にある神明社は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る三富(さんとめ)富岡の総鎮守だそう。
関東で最初にサツマイモの試作に成功した江戸の学者、青木昆陽(甘藷先生) と、
この地にサツマイモづくりを導入して成功させた南永井村(現在の所沢市南永井)の名主・吉田弥右衛門さんを
『甘藷乃神(いものかみ)』さまとしてお祀りするお社もありました。

社前の「なでいも」をなでると、健康・家内安全・子孫繁栄・開運などの御利益があるそうです。
現地では気づかなかったけど、狛犬ちゃんはサツマイモを抱えてたんですね。
◇所沢 神社 | 神明社
◇神明社|埼玉県三芳町
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11:10 平地林コースをてくてく


2023年に世界農業遺産に登録された「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は、
火山灰に覆われて痩せた土地に、江戸時代から木々を植えて平地林(ヤマ)を育て、
落ち葉を掃き集めて堆肥として畑に入れ、土壌改良を行って、安定的な生産を実現するシステムだそう。
自然に生えているように見える木々も、先人達が管理して育ててきたものだったんですね。
◇世界農業遺産・日本農業遺産認定地域:埼玉県 武蔵野地域:農林水産省
◇所沢市ホームページ 「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が世界農業遺産に認定されました
◇世界農業遺産武蔵野の落ち葉堆肥農法推進協議会 – 「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は世界農業遺産に認定されました
平地林を抜けて、畑の中の道をてくてく歩いて、

いも街道へ。


道沿いには井戸。
このあたりは台地で水が乏しく、
井戸を掘っても思ったようには水が出ず、水にはとても苦労したそう。
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11:30 旧島田家住宅

江戸時代文化・文政期(1804~1829)に建築されたと考えられる茅葺屋根の民家住宅を
移築復元したものだそう。見学は無料。
◇旧島田家住宅【三芳町の観光】|埼玉県三芳町
黒光りする床に、火が入って煙の上がる囲炉裏。
とても雰囲気がありました。

大きな籠は、落ち葉を集めて運ぶために使うものだそう。
背負うのではなく、入れた葉っぱをギュウギュウに踏み固めてから、
転がして運ぶのだそうです。
かごいっぱいに落ち葉を詰めると、60kgくらいになるらしいので、
転がすのもけっこう大変そう。
敷地内には、三富開拓地割遺跡もありました。
このあたりには、「農業遺産を巡る3つの散歩道」が設定されているようです。
◇「農業遺産を巡る3つの散歩道」|埼玉県三芳町
それぞれのコースを、のんびり巡るのも楽しそう。
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11:55 月の原ガーデン
開拓当時から続くさつまいも農家「はやし園」が経営する庭園&レストラン。
◇月の原ガーデン | Garden Pizzeria IZAEMON
ランチでも、と思ったけど、混んでいたので、直売所でソフトクリームを購入。

七福人参いも使用。
かぼちゃのような、人参のような、さっぱりとした味わいでした。
◇七福人参イモ | はやし園
お花が咲いたらキレイだろうなーなローズガーデン。
ハーブガーデンには、御鷹狩場の標石があったりも。

そして、庭園の先には、サツマイモ畑。
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12:40 ゴール前にちょこっとだけ寄り道して、三芳町立中央図書館へ。
入り口近くには、レトロかわいい電話ボックス。

入り口には、絵本作家・長野ヒデ子氏のイラストが入った「三芳町 よみ愛・読書のまち」のポスターが。
三芳町は、人口1人当たりの年間図書貸出冊数が県内1位なんだそうですよ。
整った本棚と温かい雰囲気の、居心地良さそうな図書館でした。
◇トップページ - 三芳町立図書館
◇人口1人当たりの年間図書貸出冊数:埼玉県(PDF)
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13:10 ゴール\(^O^)/

GPSのログは、こんな感じ↓
車ではよく通っている場所だけど、歩いたことはなかったので、
気になっていたところとか知らなかったところを
じっくり見ることができて、楽しかった&勉強になりました😃
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歩いた後のお昼ごはんについてはコチラ→☆
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