西武鉄道ウォーキング&ハイキング「軍需工場跡地と廃線跡を巡る!」
3/4に開催された西武鉄道ウォーキング&ハイキング「武蔵野歴史散策 軍需工場跡地と廃線跡を巡る!」に参加してきました。

西武新宿線・東伏見駅から、西武多摩川線&JR中央線・武蔵境駅まで、
軍用機のエンジンを製造していた中島飛行機の軍需工場跡や、
物資輸送に利用された引き込み線跡を巡る約5kmのコース。
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ダイドードリンコアイスアリーナ前で受付をすませて、
10:40スタート。
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玉川上水の横には、青面金剛像が祀られているという庚申塔が。

庚申等の横にある橋、「庚申橋」じゃなくて「更新橋」なんですね。なぜ?(笑)
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「見学コース公開中」の案内が出ていたおしゃれな建物。
何の施設かしら?と入ってみたら、武蔵野市のごみ処理施設でした。
◇武蔵野クリーンセンター
◇施設案内 武蔵野クリーンセンター|武蔵野市公式ホームページ
開館時間中は、自由に見学できるそう。
館内は、臭いなどもなく、とてもクリーン。
ゴミを燃やして作られた電気を周辺公共施設に供給する仕組みについての映像解説や、
集めたゴミを焼却炉に投入する様子、
ゴミ処理に関するいろいろな設備が見られて、とても勉強になりました。

クリーンセンターとゴミ収集車。
逆光で、車に描かれた「はなちゃん」のイラストがよく見えないのが残念。
クリーンセンターの先には、武蔵野市役所。
そのちょっと先には、中島飛行機 武蔵製作所 工場正門跡。
約56万平米、東京ドーム約12個分の広さの巨大軍需工場。
市役所やクリーンセンターも工場跡地にできたものだそう。
工場跡地に整備された住宅の横を歩いて、武蔵野中央公園へ。
ここも中島飛行機の軍需工場跡地で、開園は1989(平成元)年。
戦前日本の航空機製造のトップメーカーで、
戦時中は零式戦闘機「隼」、二式戦闘機「鍾馗(しょうき)」、四式戦闘機「疾風(はやて)」、
夜間戦闘機「結構」などの航空機エンジンを作っていたという中島飛行機。
そのため、日本本土空襲の最初の目標となり、
合計9回の空襲で、工場内だけで200名以上の犠牲者が出たのだそう。
現在は、のどかな原っぱの公園だけど、悲しい歴史があったのですね。
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グリーンパーク遊歩道をてくてく。


1945(昭和20)年まで、中島飛行機への物資輸送に使われていた引き込み線の跡地。
戦後の1951(昭和26)年には、工場跡地の一角に「東京スタジアム グリーンパーク野球場」が開設され、
三鷹駅から野球場まで、国鉄「武蔵野競技場線」が走っていたこともあったそうです。


野球場は1シーズンしか稼働せずに閉鎖され、武蔵野競技場線も1956(昭和34)年に廃止。
環境が良くなかったとはいえ、なんとも、もったいないこと……。
◇武蔵野グリーンパーク | 球場詳細 | 球場情報 | NPB.jp 日本野球機構
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関前八幡神社
延命寺

中島飛行機を目標にした爆弾は、このあたりにも落下して、
寺の檀家を含む多くの犠牲があったということで、
境内には、武蔵野女子学院(現在の武蔵野大学)付近に落下した250kg爆弾の破片が展示され、
平和観音像が祀られていました。
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こちらの公園は、関前高射砲陣地跡。


高射砲というのは、地上から航空機を襲撃するための大砲で、
中島飛行機武蔵製作所を防衛するため、
この場所に高射砲6門を半円形に配置したのだそう。
実際の空襲では、B29による爆撃が1万mという高高度から行なわれたため、
多くの砲弾が爆撃の高さまで届かなかったというのが、悲しいところ…💧
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グリーンパーク緑地の遊歩道を、さらにてくてく。
新武蔵境通りと井ノ頭通りの交差点へ。
玉川上水に架かる「ぎんなん橋」は、引き込み線をイメージしたデザインになってました。

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本村公園
「境浄水場専用線跡」に整備された公園だそう。
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12:50 西武多摩川線&JR中央線の武蔵境駅でゴール\(^O^)/
廃線跡が歩ける~♪と気軽な気持ちで参加したウォーキングでしたが、
その廃線跡が戦争遺跡で、空襲によって工場や周辺地域が多大な被害を受けていたなんて全然知らなかったので、
いろいろ考えさせられくました。
西武鉄道さん、とても勉強になるコース設定をありがとう。
◇武蔵野の戦争遺跡を訪ねる平和散策マップ - 武蔵野市観光機構(むー観) 武蔵野市(吉祥寺・三鷹・武蔵境)の観光イベント
戦争は、ダメ、絶対!
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