阪急京都線に「西院(さいいん)」という駅があるんですが、
そこを通るたびに、マンガ「NARUTO(ナルト)」(岸本斉史 集英社)の登場人物「サイ」を思いだし、心の中で「忍法 超獣戯画!!」と唱えてしまうワタシです。
・・と、関係あるような無いような話をしつつ。
京都国立博物館で開催されている
「修理完成記念 国宝 鳥獣戯画と高山寺」展に行ってきました~。
◇京都国立博物館
展示されているのは、4年にわたる修理を終えた鳥獣人物戯画・全4巻と、
高山寺中興の僧・明恵(1173~1232)に関わる絵や書や遺愛の品などなど。
会場は、明治古都館(本館)。
会期は、前期が10月7日〜11月3日、後期が11月5日〜11月24日。
観覧料は一般1500円。
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混むだろうなあと思ってはいたけど、平日なのに、想像以上の混みっぷり(@_@)
開館ちょっと前に博物館に到着して、入場まで15分くらい、
鳥獣戯画甲巻の展示室は、校外学習らしき小学生団体の後ろになってしまったこともあって、30分くらい待ちました。
写真は、帰るとき(午後2時頃)に撮ったもの。
行列攻略には、混雑状況が随時ツイートされてる公式twitteが参考になります。
◇鳥獣戯画展
蛙や兎が登場する、有名な甲巻は、行列してる上に、
係の人にも「前の人に続いて、立ち止まらないように、ご覧下さい~」と急かされるので、あまりゆっくり見ていられないのは残念だったけど、かぶりつき状態で一通り見られるわけだし、乙・丙・丁巻はゆっくり見られて、明恵上人関係の展示も見ごたえがあったので、満足度はまずまず(^^)
音声ガイドは、520円で、解説件数21件、解説時間は約35分。
ナビゲーターは京都出身の佐々木蔵之介氏、ナレーションは松尾佳子氏(「母をたずねて三千里」のマルコや、「ふしぎの島のフローネ」のフローネ役だった人ですね♪)。
落ち着いた柔らかい声で、ゆったりとした気分になれて、よかったです。
解説の他に「待ち列で楽しめるボーナストラック」も6点入っていて、
混雑を見越して準備万端だわー、と感心したりも(笑)。
佐々木氏のご実家は、洛中唯一の造り酒屋、佐々木酒造。
ミュージアムショップには、鳥獣戯画がラベルになったお酒も売られてましたよ(^^)
◇Twitter佐々木酒造小売部
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ミュージアムショップでは、図録2600円と、手ぬぐい1080円を購入。
図録には、出展全作品の他に、鳥獣人物戯画の原寸大の名場面や、修理報告も載っていて、読みごたえバツグン。
付録の、鳥獣人物戯画の全4巻・全場面を掲載した豆本は、
人形遊びの小物にも使えそう(^^;)
手ぬぐいは、鳥獣戯画甲巻に出てくる動物がいっぱい。
裏にも柄があったら、もっとよかったのに。
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こちらは、京都国立博物館で9月にオープンしたばかりの平成知新館。
東京国立博物館の法隆寺宝物館に似てるような?と思ったら、
設計は、どちらも谷口吉生氏だそう。
こちらではオープン記念の「京(みやこ)へのいざない」という展覧会を開催中。
鳥獣戯画と高山寺展のチケットでも入場可というので、入ってみましたが、3階建ての建物内には、陶磁器に書、絵画、仏像と、国宝や重文の展示物がいっぱい!
鳥獣戯画展とはしごするには、見ごたえがありすぎで、
最後の方で見た「宝誌和尚立像(重要文化財 西往寺)」は、
一瞬、「目が疲れてピントが合わなくなった?」と思ってしまいましたよ(^^;
写真は、「京へのいざない」チラシより。
実物は、もっとブレブレ感があります(笑)。
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そんなこんなで、見終わったら午後2時近く。
ランチにとチェックしていたお店のうち2軒は、
「本日のランチは売り切れました」だったので(観光シーズンの京都を舐めてたわ)、七条駅近くのこちらのお店へ。
◇まんぞうハーツ サービスランチ[京風どて煮+小うどん] 810円(税込)
とろとろに柔らかい牛肉たっぷりのどて煮に、
昆布だしがきいた、やさしいお味のうどん。
ボリュームもあって、おいしゅうございました(^^)
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